きんときside
全『王様だーれだ!!!』
お決まりの掛け声で割り箸を一斉に引く。
割り箸の先端には15の文字。
さすがにこの人数の中で王様引くのは難しい
br「はいはいはい!!僕王様!!」
ブルークが元気よく手を挙げる
するとワイテメンバーはほぼ全員同時に顔を顰めた。
あのブルークの事だ奇想天外な命令をするに決まってる。
br「うーん、誰当てようかな〜♪」
誰・に・し・よ・う・か・な。と、
その場にいる全員一人一人に人差し指を向ける
br「ぶるーく様の言う通り!!よし、君に決めた!!」
言い終わった後の人差し指の方向は
俺となかむに向いていた。
br「15番と17番!!2人ともジャンケンしてね」
割り箸の番号を見ているんじゃ無いかと思うほど番号をバチあたりさせるブルーク。
呼ばれた俺となかむは顔を見合せ、言われた通りジャンケンをする。
結果は、俺の負け。
もう嫌な予感しかしなくなってきた。
勝ったなかむはブルークに何かを渡され
ニヤニヤと笑いながら近寄ってきた。
knt「なぁに笑ってんのーー?ww」
nk「別にぃ?」
なかむとの距離がゼロくらいになった時、
なかむはブルークに渡されたであろうものを口の中に含んだ。
knt「はっ?はぁ?」
困惑している俺にお構い無しに
なかむは自分の唇を俺の唇にくっつけてきた。
knt「ん!?」
驚いて口を開けてしまう。
すると、その空いた口に何かの液体が流れてきた。
なかむが口を離すと
knt「う"あ"あ"っ!!かっらぁぁぁ!!?!」
とてつもない辛みが襲ってきた。
俺の反応にその場の全員が爆笑していた。
nk「( >д<)、;'.・ ゲホゴホ。ふぅ、辛かったぁ」
なかむは笑いながら俺を見つめてきた。
knt「うぇっ、いってぇ」
そう言いながら睨み返すと、なかむは笑っているブルークに目配せをした。
ぜってぇ仕返ししてやるっ!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!