俺の1日のスケジュールと言えば、
朝は仕事
昼は仕事
夜も仕事 ……
あれ … 待てよ … 俺 、仕事しかしてなくない ??
このまま過労死しちゃうかも ……… ぇ 、そんなのやだ … !!!
どん ッ !!
嫌すぎて机に頭突してしまうと 、ちょうど真後ろを通りかかった鶴崎さんがすごいびっくりしていた。ごめんなさい。
子供のように駄々をこねながらそう言うと困ったように笑う鶴崎さん。
俺がイヤイヤ期していても、事務所内は通常運転。
全く、定期的に俺がこうなるのに慣れたのは分かったけど少しは仕事の量少なくしてもいいじゃんか !! 💢 このケチ !!
はぁ …… ここにいる人達はみんなおかしいんだ ……… うんきっとそう( 失礼 )
憐れみを含んだ瞳で伊沢さんを見上げると顔を背けて悲しそうに言葉を吐いた。
いや知らんし。
どんな顔で見ようとこっちの自由だし( 反抗期 )
というか 、伊沢さんを尊敬してるっていつの話だよ( 数話前 )
泣き真似する伊沢さん
メンヘラ女みたいなこと言い始める伊沢さんにまた長いため息をついた。
あんたこそいつから面倒くさくなったんですか ……
YouTuberって大変なんだな ~ 。
動画撮って編集して 、グッズとイベントの運営もして顔も知らない奴らからの評価も気にして 、悪く言われればそのまま火がついたりして時には手に負えない物になっていたりして人生がめちゃくちゃになって
そんな自分達が 、たまにバカに見えて来る
なんか滑稽で嫌になる
動画に映る自分が自分じゃないみたいで気持ち悪くて 、多分この3ヶ月程はしばらく動画を見れていない
QuizKnockの動画はめっちゃ好きだったのになぁ ……
本当は見たいのに 、自分がいると考えるとなんか怖いというか複雑な感情
そんなの 、憶えていない
けど
もう取り返しのつかない場所まで来てしまっている。
今更離れようと思っても離れることが出来ない
俺を応援してくれていたファンの子達は ?
俺に貢いだ金は無駄になるんじゃないのか ?
俺の事好きになってくれたのに逃げるなんて卑怯じゃないのか ?
自分だけ楽な思いしたいなんて 、なんて貪欲なんだろう
ファンがいるんだ
あの子達の声に応えなければ。
そう思うほど自身の首が締まっていく。
息苦しくなるほどあの子達は俺を好きになってくれる
体を張るほどファンが増える
動画出演を増やして活躍する度にsnsで話題になる
新しい髪型にするとファンの子たちが喜んでくれる
俺は間違っているのかな 、伊沢さん
生き方なんて誰も教えてはくれなかった
仕事に没頭して過ごす日々
いつまで続く ?
いつまで尻尾巻いて逃げる ?
つよくならなきゃ
おとなにならなきゃ
いつものような笑みを貼っ付けるとその偽物の笑みに福良さんは微笑んでくれる。
ごめん福良さん 、こんなんでごめん
後ろから勢いよく抱き着いてきた問くんには慣れたものだ。
今更どうも思わない … なんて末期だろうか ……
俺が返事をすると問くんは嬉しそうに笑う
いいな
俺もそうやって笑ってみたい
少し書き方を変えてみました、まだ慣れないものですががんばります













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!