…何?
人いるよね…ここ
え、嘘マジ?
気の所為かな
ちょっとまって…呪力で探る…
ん。
え、ガチやん…しかも憑いてるほうの
呪霊なんだけど
怪盗キッドと、アーサー君と同じ…
もし本人だったら?
確認してみよーぜ
私の好奇心で私達がいた建物の裏から
上へ登った
イテッて…イッテェ
ひどくやられたな
この程度なんでもねーよ
ったく遠慮なく撃ちやがって
今回はしてやられたぜ
うーわガチじゃん
!
やっほーアーサーくん
たまたま私もここに来てたんだ
つーかその傷ダイジョーブ?
怪盗さん
あぁ、まぁな
しょーこ反転かけてあげたら?
えぇ
うわ、すげぇ嫌そう笑
自分で手当てしてるしいいでしょ
それもそうか
ねぇねぇ、お姉さんたち
本当に学生さん?
アーサー君が唐突に質問をしてきた
なんでそんなこと聞くの?
2人ともタバコを吸ってるんだもん
あー、なるほど
子供には悪影響だったかなと頭の片隅で思い
タバコの火を消し
吸い殻入れに入れた
まだピッチピチの18歳だよ
未成年喫煙はだめだよ
まぁね…でも私達問題児だから仕方ない
…(苦笑
なんだよその顔腹立つ(((
まぁとりあえず私たちは戻るね
うちのが邪魔してごめんよ
じゃあね〜
そうだ!九十九さん!
pipipipi
"もしもし?"
もしもし!そっちはどうなってますか?
"あぁ呪詛師の件かい?それなら
突き止めている最中だよ"
本当ですか!?
"残穢を辿る限りおそらく三体はいるね
どれも同じようなもので多くて3種類といった所だったからね"
なるほど
呪詛師の動きとかは…
"それはまだわからないね"
そうですか…
"まぁでもわかっているのは
呪霊を操るような術式を使う事
階級は準一級から一級ってところかな"
"頑張って先を見れば戦い方が
わかってくるはずさ"
確かに…!
"こちらからもまだまだ情報が手に入ると思う"
"手がかりが見つかれば早急に送るよ"
わかりました!ありがとうございます!
"じゃあまた"
はい
どうだって?
私は首を横に振った
やっぱり硝子の作戦で行くしかないかも
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!