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第1話

私が捨てたもの
4
2025/12/31 23:40 更新
(なまえ)
あなた
おとーさーん
どうしたの?あなたの下の名前
(なまえ)
あなた
あのね、今日ね!
そうか、そんな事があったのか!
(なまえ)
あなた
お父さん!
なんだ?
(なまえ)
あなた
お父さん
なにー
おばあちゃん
あぁ、神主様
おばあさん
どうかなさいました?
おばあちゃん
鬼の被害が相次いでいるのです!
神に生贄でも捧げて、収めていただきたいのです!
おばあちゃん
そうだ!
そこの娘など、年頃でよいではありませぬか
ちょっと待ー
おばあちゃん
儀式は明日のでも執り行いましょう!
それでは!
(なまえ)
あなた
お、おとう、さん?
逃げろ
(なまえ)
あなた
え?
お前は生きるんだ
(なまえ)
あなた
ど、どういうこと?
生贄になど絶対にさせない
(なまえ)
あなた
わ、わかった。
私は、よくわからないまま家を出た。
そうしたら、 村人に見つかった
村人
逃げようとするな!
お前は、神の生贄として
死ぬのだから
しぬ 死ぬ?
よくわからない
鬼 生贄 神 死ぬ 収める
聞いた言葉をつなぎ合わせて、やっと分かった。つまり

鬼が怖いから、私を神の生贄にして、私に死んでもらって、神様に鬼を収めてもらおうとしているんだ



なにそれ
知らないよ。 そんなの
鬼を悪者みたいに言っておいて、結局、人間のほうが残酷じゃん。
願いのために平気で人を笑顔で見送り、これが正しいと世界に伝える。
そもそも、 正しい って 何?




ドカッ ボカッ
殴られて、アザや傷ができる
自分が人間だから気づかなかっただけで、人間って、こんなに醜いこともできるんだ
あなたの下の名前!
お父さんは私を抱えると、村の外に、思いっきり













投げた
(なまえ)
あなた
痛っ
私は 村の敷地外へ出た
外なら警察の権力も及ぶ!
警察が来ると面倒だ!
生贄なら、私がなる!
(なまえ)
あなた
なっ
おばあちゃん
そうかい
じゃ、とっととなってもらおう
(なまえ)
あなた
待って
お父さん
私がー
お前はまだ幼い。
十の子供だ。
だから、生きて、人間の醜さも、
良さも見つけて、幸せになってくれ
父さんの分まで生きてくれ
(なまえ)
あなた
うわぁぁ
さぁ 行け!
私は、お父さんの言葉を受けて、走り出した
私は、お父さんを 捨てた

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