第86話

人選の理由
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2024/08/07 08:38 更新
らっだぁ
いやいやいやなんで俺?
誰も予期せぬ展開に思わず目を見開く
グルッペンは構わず続ける
グルッぺン
いや、戦争にこちらが勝った以上本来ならWR国の領土にしてもいいんだがな
グルッぺン
どうやら君は国民からの評価もなかなかのようだしなぁ、
どこぞの知らん人よりも君が導いた方がこの国の為だと思ったんだ
グルッぺン
ま、うちとは良好な関係を持つことが前提になるが
らっだぁ
は…はぁ…
グルッペンの言葉を聞いて、らっだぁは暫く考える素振りを見せる
そりゃ、急に「統治しろ」なんて言われれば
困惑するのは当たり前だが
しかし、なるほど
グルッペンにしてはいい事を言うな珍しく
らっだぁ
…えぇでもなぁ〜…ウーン……
考えがまとまりきらないらしく、顎に手を当て本格的に悩み出すらっだぁ
しんぺい神
無理に即決しんでもええよ、なぁ?
グルッぺン
ああもちろん
じっくり考えてくれて構わない
らっだぁ
…じゃあちょっと、待ってもらう感じでいいっすか?
グルッぺン
了解
グルッぺン
とりあえず、1つ目の話はこれで終わりだ
ゾム
あのグルッペン、1個いい?
私の横で黙って聞いていたゾムが口を開く
ゾム
そんな大事な話するんやったら皆の前とかそれこそ最低でも、トントンはいた方がええんちゃうか?
ショッピ
それは俺も思いました
らっだぁさんは分かるけど
俺らはなんでこの人選なんかなって
グルッぺン
その話を今からしようとしていた所なんだ
そう言って、グルッペンは1度咳払いをした後
椅子から少しだけ身を乗り出す
両膝に肘を当て、そのまま指を組ませる
その場に一気に緊張感が走る
さっきまでの表情とは裏腹に、まるで笑みを見せない
そこに居たのは"総統"としてのグルッペンだった
グルッぺン
…うちの中に"裏切り者"が潜んでいると俺は考えている
ショッピ
!それって…まさかスパイ?
グルッぺン
あぁ、そうだ
グルッぺン
第1、城内に入った時
トントンが事前に俺から地図を配り直されたとか言っていたが
正直そんなことをした覚えがないんだ
グルッぺン
しかもそれは偽情報で、俺たちは奇襲を仕掛けたはずなのに向こうはそれを知っていた
しんぺい神
それってだいぶまずいんじゃないの…?
グルッぺン
だからこうして、その可能性が低い奴らだけを集めたんだ
まあ、おそらくティアラの事を言っているんだろうな〜


と思いながらも、ここで下手にそれを言えば私の立場はさらに危うくなるだろうと考え、グルッペンの話を聞くだけに留めた
グルッぺン
まず、らっだぁくんは元々我々の敵側だった
それにこの戦争以前の交流はほぼない
よってまぁ、ついでみたいな感じで呼んだ
らっだぁ
いやまあそんな気はしてましたけど
ゾム
こいつは1個目の方で話があったもんな
しんぺい神
そうだね
グルッぺン
そして役職上、ほとんど医務室から出ることのないしんぺい神も信頼がおける
グルッぺン
ショッピくんは今回1番活躍した
これで内通者なら相当な手練だと逆に賞賛するな
ゾム
確かにあれだけの重労働はスパイではない気いするもんな
ショッピ
それでいったらゾムさんもUA国のプランを知った時の慌てっぷり凄かったっすからねえ
ゾム
や、まぁそれは…そう…やね……
らっだぁ
ふ〜ん?????
ゾム
クソっまじで…お前ショッピいらんこと言いやがって
ショッピ
はははww
グルッぺン
…まあそんな感じで、ゾムも候補から外れる
(なまえ)
あなた
え、じゃあ私は??
ショッピ
確かに、あなたの名前さんは単独行動も多かったからこれと言ったアリバイはない…っすね…
(なまえ)
あなた
おっと一旦終わったかこれ
しんぺい神
まああなたの名前の場合よっぽどない気もするけどね〜
でも確かにずっと1人で動き回ってたからこれといった証拠はないんだよなぁ〜〜
スパイは多分てかほぼティアラなんですけど()
グルッぺン
そこは安心してくれていい、アリバイはある
グルッぺン
実はあなたの名前はこの戦争中、裏切りの勧誘を受けている
ショッピ
え?
(なまえ)
あなた
……あぁ!!あれかぁ!
私がシリウスに1発蹴りをぶち込んだあれの事かな?とその時の光景が頭によぎる
(なまえ)
あなた
あれはなかなか楽しかったよ
グルッぺン
あぁ、まったくだw
グルッペンはこちらを覗くと、ニヤリと悪い笑みを浮かべる
ゾム
なんか2人でニヤついててキモイんやけど
グルッぺン
いやーすまんすまん
ショッピ
であなたの名前さんはどうやって断ったんすか?
(なまえ)
あなた
え、そりゃーもちろん丁重にお断りさせて頂きましたよ?
グルッぺン
フン、嘘つけ
あいつの顔面酷く腫れてたぞ
(なまえ)
あなた
バレたか
(なまえ)
あなた
おっちょこちょいだから勢い余って蹴り飛ばしちゃった☆
らっだぁ
え"っ…?!w
らっだぁ
じゃああの時の警報あなただったんですねー?
(なまえ)
あなた
ごめんちゃい
ショッピ
うわーめっちゃ見たかったなー
ゾム
いやそれな?
えー爽快感やばそー!
グルッぺン
まあとにかくだ、以上のことからここにいる人は信頼出来ると思ったまでだ
グルッぺン
各自、怪しい動きがあったら報告してくれると助かる
ゾム
了解デェス
グルッぺン
では、最後に3つ目だ
To Be Continued…
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