ここは抱山散人の弟子たちが眠る広場。せりなとひかりと魏無羨と抱山散人の話を聞き、この4人の他にエクセレント隊、温情、温寧、藍忘機、金子軒、江厭離が集まっている。江厭離は少しだけ歩く許可が下りたばかりの為、金子軒に背負われてここまでやって来た。藍忘機は…お察しだ。
話に聞いていた通りの光景に魏無羨と抱山散人以外は息を飲む。
誰かがそう呟いた。
抱山散人に案内され、一同は問題の二人が眠る石の前にやって来た。
抱山散人が答え、皆は一斉に石の中を覗き込む。
江厭離がしみじみと呟く。
金子軒も感心したように呟く。
藍忘機は、中の人物が本当に魏無羨と瓜二つである事に感激し、何も言葉にならない。
温情は、ここに赴いた理由を忘れておらず、医者としての目で蔵色散人と魏長沢を観察する。
温寧は、この状態をどう説明したものか? と思案する。
オズオズと温寧が答える。
温情は重ねて問う。
温寧の説明を聞いて、温情は考え込む。
温情が考え込んでいる間、同行者たちは魏長沢が眠る石を覗き込んでいた。
金子軒たちが呟く。親世代において、蔵色散人・魏長沢・江楓眠・虞紫鳶にまつわる噂話は数知れない。その内の江楓眠と虞紫鳶はよく見知っている。残りの二人が今、目の前に眠っているのだと思うと、何だか奇妙な気分だ。
江厭離が驚きの声を上げた。
夫と義弟とベイガスとラスが揃って首を傾げる様子が何だか可笑しく、江厭離はクスクス笑いながら
そう言った。





























編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!