とある女悪魔…
そう、この私、あなたの名字・あなたは町を歩いている。
チェルーシルに認識阻害グラスをつけて。
私の正体は今をときめく超人気アクドル。
…自分で言うのはちょっぴり恥ずかしいけれど!
「いつあなたちゃんが狙われるか分からないから、チェルーシルと認識阻害グラスは絶対!!」
…って社長がね。
だったらSD位つけてくれって毎回思う。少し我が儘かもしれないけどさ。
あの人達というのは、私がデビューして初めてのライブからずっと来てくれているいわゆる古参オタクの人達。
めっちゃ上手なオタ芸もだけど、いつもかなりの大勢で来てるから余計目立つんだよね。
…結構顔も良いし。
あれだ、噂をすれば何とやら。(噂はしてない)
うん。あの人達だ。本当はもっといるけど。
やっぱり顔はいいんだよね…
てか理事長も私の古参オタクってなんだよ。
そんなことあんのかよ。
…てか教師かなんかなのかよ。
良いことなのかは知らないけど。
まぁどこかの理事長が私の古参オタクって結構凄いわ。
…理事長って言えば。
-回想-
あー…
ちょっと楽しみかも。
古参オタクと再会(?)するまで
あと9時間
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。