第2話

1日目.🥀
473
2025/08/31 06:27 更新



君に言われた通りに、

いつもと同じ時間に学校に来た。

すると、いつもはいないはずの時間帯なのに、

君がいた。

君は私の隣の席の椅子に座っていた。
eto
  …おはよ。  

さすがに気まずいので、

挨拶してみると、

君は笑顔でこちらに振り向いた。
yuan
  おはよ~!  

いつも通りでは無い。

いつもとは違う。

今日は違った。

朝、君と挨拶をした。



教室、

いや、学校には誰もいなかった。



そして、

外の人の気配も少なくなっているような気がした。

気のせいなのかは分からない。



君と2人きりの学校は、

昨日と違って少し、楽しかった。

そんな感じがした。
yuan
  やっぱり誰もいないね。  
eto
  そ~だね。  

頭に ? を浮かべてそうな顔の君に私はこたえる。

私は少し疑問を抱いた。
eto
  …。  
yuan
  何そのなんか言いたそうな顔。  
eto
  えっと…。  
yuan
  もうちょいおっきい声で喋ってよぉ~。  
eto
  うぐっ、  
yuan
  "2人"しかいなんいだし。  

どこかに誰かがいるかもしれないのに、

君は確定したような口調で言った。
yuan
  なんて言いたかったのっ?  
eto
  なんでもない。  
yuan
  ほんとに?  
eto
  ほんと…。  

君がこの事件?

の黒幕かもしれない。

そんなことを思うと、

言わない方がいい気がした。
yuan
  てことで会議~!!  
eto
  えっ…。  

謎に包まれた君が突然始めた会議。
yuan
  この事件についてetoさんは  
yuan
  どう思いますかっ?  
eto
  え、えぇ~…。  

裁判官の真似でもしてるような、

真面目な顔で君は質問する。



君のやりたいことに巻き込まれた人たちは、

君が満足するまで解放されない。

そんな噂を聞いた。

だから、私は諦めて付き合ってあげることにした。
eto
  分かんないですけど、  
eto
  この学校の中に犯人はいると  
思います…?
yuan
  おぉ~。  
yuan
  俺もそう思ってたんだよね。  

急に笑顔になる君。

ほんとにころころと表情が変わる。
yuan
  じゃぁ~。  
eto
  …。  
yuan
  犯人はこの建物内にいる!  
yuan
  というかこの学校の関係者!  
yuan
  てことでけって~い!!  
eto
  はぁ…?  

意見が同じだったからと、

その考えを事実ということにした君。

なぜ、そんなにすぐ決めるのだろうか。

証拠だってないのに。



そんなこんなで会議は終わった。




yuan
  明日も学校集合ねっ!  
eto
  うん…。  
yuan
  なんと~!  
eto
  …?  
yuan
  明日は俺から"大事な話"が  
ありま~す!!
eto
  大事な話っ…?  

大事な話とはなんだろうか。

想像もつかない。

君が私に伝えたいこと。



もしかして、

この事件について何か分かったのか?

この短時間で?

そんなはずがない。

何も情報がないのだから。

事件に関しての話、

その確率は低い。
yuan
  また明日ね!  
yuan
  ばいば~い。  

考え事をしていると、

君が挨拶をしてきた。

昨日と同じように笑顔で手を振っている。
eto
  ばいばい。  

霧が濃く、

もう逢えないかのように、

儚く君は霧の中へ消えていった。





1日目.はじまり🥀 𝒇𝒊𝒏.

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