第14話

再 開
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2022/03/15 08:00




教祖様の家族になってから 2 年が過ぎた __





それなりに家族に馴染めただろうし


お互いの事も何となく分かるようになってきた



まだまだ触れられない所もあるけど …

そこも含めて分かってきた




記憶操術だって少しずつ使えるようになって 、

この 2 年間で大きく成長出来たと思う










『 … そろそろ頃合だね 』


教祖様は不意にそう言い家族を集めた



最近は全員の都合がなかなか合わず顔を合わせていなかった






宗教活動の方もかなり大規模になり教祖様は毎日毎日大変そうだ


信者の猿の数も増え呪いと金も比例して増す

… その分厄介な信者も居るが 、



でも教祖様は何か目的があるのだろう

私は何であろうと教祖様に協力したい 、



救ってもらった恩を返さなければ










会議室の扉を開けると既に数人の家族が居た


「 美々子 、菜々子 」


半年ぶりかに会った 2 人は少し成長していた

私より 1 つ歳下の 2 人




歳下とは思えない程しっかり者で 、

教祖さまをこよなく愛している





「 ぁ … あなた 、久し振り 」

そう言って会釈したのは美々子だ


菜々子の方はスマホに夢中らしい



美々子と少し会話をして私も適当な位置に座る













数分程して会議室の思い扉が開いた


少し疲れた顔をした教祖様と菅田さん




菅田さんの手にはカメラがあった


「 その一眼レフまだあったんですね 」


『 また写真を撮ろうと思ってね 』



そう言って教祖様は何事もないように微笑む






教祖様が疲れていた原因は厄介な信者か 、、


金を集めるのが仕事なんだから …

金が無くなったら終わりも同然


… 相変わらず猿は無能な様だ

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