わたしたちは歩き出した。
と、思っていたのに。
何故か谷崎さんは歩き出さなかった。
、、、え?
わたしの口から最初に出てきた言葉は。
谷崎さんは即答した。
わたしは、少し考えた。
わたしって、谷崎さんのこと好きなのかな、、、?
谷崎さんは、私が1人で川にいるときに声をかけてくれた。
谷崎さんだけには、嫌われたくないって思った。
谷崎さんのことを、考えない日はなかった。
それじゃあ、、、
わたしも、谷崎さんのこと、好き、なんだ
恥ずかしくなる前に、わたしも自分の言葉で言おうと思った。
わたしは真っ赤になりながらも頷いた。
谷崎さんは、そう言ってからわたしに抱きついてきた。
わたしは、顔は真っ赤で頭は真っ白になっていた。
え、でもそれ、、、
、、、なんか、いいなぁ、、、
これが、家族っていうものなんだね。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!