柱合会議の前夜。
あなたは物思いに耽っていた。
鬼殺隊に入った理由は姉の仇を倒したかったから。
姉の仇を討ち取るという目的を果たした自分はどうすればいいのだろうか。
自分には隊士としての未来がありすぎる。
史上最年少。今までの最年少記録は15らしい。それを自分が塗り替えた。
"あの人たち"とは、違う生き方をするって、決めたんだ。自分の力を正しい方向に使いたい。
柱の人たちは、みんな、すごい人たちばかり。
強くて、揺るがなくて、憧れられる存在。
人の心を守れる柱になりたい。
悲しみや憎しみで潰れそうな人の心を、少しでも抱きしめてあげられるような。
私の呼吸は、きっとそのためにあるんだ。
剣を振るう理由が、"誰かを愛すること"なら、私は強くなれる。
お姉ちゃんが守りたかったものを、私が守る。
それが、私の柱としての、生き方。
本日は短めです。
それでは雨宮あなたに関する情報↓
読んでいる人の中には薄々感じでいる方もいると思いますが、あなたはサイコパスです。
サイコパスはサイコパスでも、典型的なサイコパスじゃなくて、心の構造がサイコパス。
あなたは人の心を見抜くことができる。その領域は最早、「人の心を読む」という領域に近い。
つまり、"感情"というのは、彼女にとっては"観察対象"。自分の感情すら、彼女にとっては、"観察対象"です。つまり、自分はなぜ今悲しいのか、なぜ苦しいのか、なぜ嬉しいのか、という理由がわかってしまう。相手の感情もそうです。この人は今、なぜ苦しいのか、憎んでいるのか、悲しいのか。彼女は第六感があるので誰かが"視えない"ものも視えてしまう。
そして次に相手に"何が必要なのか"。自分が今、どうすれば相手が救われるのか。そして自分の感情を"利用"する。寄り添ってほしいなら、寄り添う。悲しんでほしいなら、泣く。喜んでほしいなら、喜ぶ。
ただ、これをしててもまだあなたが人間と言えるのは、彼女の芯が"人を愛したい"という願いがあるから。
これが雨宮あなたという人間なんです。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!