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〝一度死んでみた〟
〈第1話〉
中学1年の冬頃、
自分の個性の詳細がよく分からなかったので調べに行った
まさか、今まで˹無個性˼だったとは思わなかった
「個性を元にヒーロー名を付けよう」
そう思っていたのに
ウキウキの気分で来て、現実に打ちのめされた気分になり
先生の話も良く耳を通らない
少しの沈黙があり、先生が真剣な顔でこう言った
前のめりになってツッコミをすると
苦笑いで返事をされる
まぁ、慣れたもんだな
その後、
「何か変化がありましたらまた来てください」
と言われこの日は終えた
それから約1年ちょっと
雄英高校ヒーロー科から推薦が来た
返事はもちろん
「NO」
雄英は行きたかったけど、無個性だからね。うん
パワー系の個性って言っちゃえば全然良いんだけど、
私超が付くほど嘘が下手なので
プロヒ達にはすぐ見抜かれちゃうよ、多分
結局諦めきれず、
受験シーズン 雄英の試験を受けに来た
雄英と言っても普通科の方。
ヒーロー科行きたかったけど私じゃ無理そうだから
試験終了 手応えあり
途中爆睡して怒られたけど大丈夫でしょう。
そう思いながら帰る支度をしていると
恐らく先生であろう人が息を切らしながら走って来た
私、何番だっけな
鞄の中を漁り受験番号の書かれた紙を取り出す
で、先生が言ってたのは
どうやら受験番号が書かれた紙は裏表両面印刷になっており
それに気付いた先生が話しかけてきた
あっ、待ってこれ第一印象最悪かも。
雄英落ちたらどうしよ
就職?ニート?どっかのサイドキック入れるかな
校内の廊下を歩きながらそう聞かれた
「無個性」と言った瞬間先生は一度止まり
少し悩みながら、また進み始めた
先生は一瞬驚いたような顔をして
何か話そうとしていたが、私はある事を思い出した
バイトが終わり、自宅へ帰っていると
砂浜にいる男の子を見つけた
暇だし、ちょっくら話し相手にでもなってくれるかな
そんな感覚で立ち寄った
男の子は「お兄さん!?」と驚きながらも答えてくれた












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。