第24話

二十三話
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2024/04/12 12:36 更新
冴に手を引かれ、されるがままにアクセサリー店へと向かった。






あなた
着いた……うえ…妙な緊張感…
昨日のアクセサリー店の扉を前に私は緊張を感じていた
糸師冴
ほら早く入るぞ
あなた
ちょっと楽しんでない!?
糸師冴
気のせいだろ
淡々と入っていく冴は少しニヤついていた。性格悪いなこいつ
店員
いらっしy………おっお客様!?!?こここここの度は本当に…!
糸師冴
いや、あんたが謝る必要はない。俺の注意不足だ。
来店のベルが鳴ると共に記事に乗っていた女性が笑顔でこちらを見る。


だが一瞬でその笑顔は崩れ、真っ青になり頭を深く下げた
店員
でっですがお連れ様にとんでもない勘違いをさせたのでは…
あなた
いえ!あっ、それはそうなんですけど…でもちゃんと確認しなかった私が悪かったので…
店員
いえ!!お連れ様のせいではありません!!初々しいカップルにヒビを…
あなた
いえ…あの…?
えっ……カッ…

私は店員さんの言葉に戸惑いを隠しきれなかった。
店員
もう私カップル見るの大好きなんですよ〜!あなた方見たときそれはもう…
あなた
あの!私達付き合ってません!
これ以上冴と気まずくならないために私は少し声を荒げて言った
店員
へっ…え?えっ…じょっ…冗談きついですよ〜!
糸師冴
いや、本当に付き合ってない。むしろ別れた仲だ
一言余計なことを言った冴に私は肘打ちを食らわした。こいつまじでさぁ…!
店員
私の推しカプがァァァァァァァ!!!!!!
そう言って店員さんは膝から崩れ落ちた
あなた
え、えっと…なんかごめんなさい…
店員
いえ…ですが元恋人とはいえまだ可能性はあります!てかもうバリバリあります!!
店員
応援してますよ!!
あなた
は、はぁ…
糸師冴
……話を戻すが
ほわほわとした雰囲気を一蹴するように冴は声を発した
糸師冴
今回は巻き込んで済まなかった。取材ではちゃんと事実を話すつもりだ
冴は店員さんに体を向け、頭を下げた
店員
いえ…!本当に大丈夫なんで!それに…
そう言って店員さんは冴の耳になにかゴニョゴニョと言ってグッドポーズをしていた
糸師冴
……はぁ……あのなぁ…
聞き終えた冴は一瞬目を見開いたがすぐにいつもの冷めた顔に戻した。なに言ったんだろう
店員
なんですか〜?騒動に巻き込んだのに…
糸師冴
…チッ……
まじ状況読めないって…
私がオロオロと混乱していると、店員さんがその様子に気づいた
店員
あっほらほら!お連れ様が困ってますよ!!早くデート楽しんでください!
あなた
デッ…!!
糸師冴
……はぁ…行くぞあなた。じゃあな
店員
はい、楽しんでください〜!
ありがとうございました〜!という生き生きとした声を後ろに聞きながら私達はアクセサリー店を後にした




あなた
…なんか…すごい人だったね
糸師冴
……変なやつ…
あなた
こら!そんなこと言わないの!
糸師冴
事実だろ
グダグダと話しながら私達はそのへんをぶらついた
すると
ドンッ
あなた
あっ…ごめんなさ……って…
モブ
おっ久しぶりじゃん〜お姉さん
いつしかのナンパ野郎がいました
モブ
それにチビまでいんじゃん
そう、冴に脳筋とかナルシストとか言われてたあの人です
糸師冴
…あ゛?誰だてめえ
誰だとか言ってる割に敵対心むき出しなんですけど!?完全に覚えてるよね!?
モブ
おいおいそんなに威嚇すんなよ笑…ほら、お姉さんが怖がってんじゃーん
そう言ってナンパ野郎は私の髪に触れた
あなた
うえっ…
知らない人に触られることほど気持ちの悪いことはないよね。私は咄嗟に後ろへ下がった
モブ
そんな逃げなくてもさぁ…
糸師冴
…おい、触ってんじゃねえよ
私が下がったと同時に冴は私の前に立った
冴は禍々しいオーラを出しながら私の前に立った。なんかナンパ野郎より冴のが怖い気がしてきた
糸師冴
また懲りずに来たのか?つくづく面倒臭え奴だな
やばいブチギレてる
あなた
アノッ…冴さん……
糸師冴
黙れ。こいつはお前の腕に跡を残した挙げ句お前を殴ろうとしたんだ
うんあのね、その心遣いは嬉しいんだけどさ、怖いのよ。周り見てみ?凄い怖がってるで
あなた
あの…それはそうなんだけどさ…
モブ
なにてめえら二人で盛り上がっちゃってんの?
ナンパさんがイライラし始めたようだ!
さて、どうする?


▶逃げる
▶戦う
▶煽る
ねえポケ◯ンみたいな選択やめてよね
糸師冴
あ?会話にも入れねえ脳のないバカは黙ってろ
冴 は ▶煽る を 選 択 し た よ う だ !
モブ
あぁ?んだとこのチビ
効 果 は 抜 群 だ !
みるみる顔が赤くなっていくよ!
糸師冴
それにてめえ、こいつに謝ることがあるだろうが。腕に跡つけてすみませんでしたって
モブ
あ?この女が俺に従わなかったのが悪いんだろうが
糸師冴
てめえに従う女なんてどこにいるんだよ
ねえ周りの人たちがザワザワし始めてるじゃんやめろよ…
あなた
ちょ…ちょっと…
モブ
そういやお前、サングラスに帽子なんて不審者みてえだな。そんなに顔に自信がないのか?w
あ駄目だコイツ…相手があの糸師冴って知らないからしゃーないけど…
糸師冴
…お前よりかはいい自信はあるが
モブ
……っなっ…!なら見せてみろよ!!
そう言ってナンパ男は冴のかけているサングラスと帽子を奪い取った
あなた
あっ!ちょっと!!
モブ
へっ…
帽子とサングラスを取った男は情けない声を出して目を見開いた。思い通りの反応だ
糸師冴
……はぁ…めんどくせぇ……見ただろ。さっさと返せノロマ
モブ
いっ糸師冴!?!?なんで…!!
あなた
ちょっとあなた!そんなに声を荒げたら…!!
街の人
糸師冴選手!?
街の人
なんでここに!?
街の人
キャ〜!めっちゃイケメン!!
ほらもう!街の人々は男の声に気づき、一斉にこちらを取り囲んだ
街の人
あの、!私糸師選手のファンで…!サインください!
街の人
俺も!!テレビ見てます!
ワラワラと冴の周りに人が集まってくる
あなた
まじで戦犯かましたな…





















切り方雑ですみません


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