冴に手を引かれ、されるがままにアクセサリー店へと向かった。
昨日のアクセサリー店の扉を前に私は緊張を感じていた
淡々と入っていく冴は少しニヤついていた。性格悪いなこいつ
来店のベルが鳴ると共に記事に乗っていた女性が笑顔でこちらを見る。
だが一瞬でその笑顔は崩れ、真っ青になり頭を深く下げた
えっ……カッ…
私は店員さんの言葉に戸惑いを隠しきれなかった。
これ以上冴と気まずくならないために私は少し声を荒げて言った
一言余計なことを言った冴に私は肘打ちを食らわした。こいつまじでさぁ…!
そう言って店員さんは膝から崩れ落ちた
ほわほわとした雰囲気を一蹴するように冴は声を発した
冴は店員さんに体を向け、頭を下げた
そう言って店員さんは冴の耳になにかゴニョゴニョと言ってグッドポーズをしていた
聞き終えた冴は一瞬目を見開いたがすぐにいつもの冷めた顔に戻した。なに言ったんだろう
まじ状況読めないって…
私がオロオロと混乱していると、店員さんがその様子に気づいた
ありがとうございました〜!という生き生きとした声を後ろに聞きながら私達はアクセサリー店を後にした
グダグダと話しながら私達はそのへんをぶらついた
すると
ドンッ
いつしかのナンパ野郎がいました
そう、冴に脳筋とかナルシストとか言われてたあの人です
誰だとか言ってる割に敵対心むき出しなんですけど!?完全に覚えてるよね!?
そう言ってナンパ野郎は私の髪に触れた
知らない人に触られることほど気持ちの悪いことはないよね。私は咄嗟に後ろへ下がった
私が下がったと同時に冴は私の前に立った
冴は禍々しいオーラを出しながら私の前に立った。なんかナンパ野郎より冴のが怖い気がしてきた
やばいブチギレてる
うんあのね、その心遣いは嬉しいんだけどさ、怖いのよ。周り見てみ?凄い怖がってるで
ナンパさんがイライラし始めたようだ!
さて、どうする?
▶逃げる
▶戦う
▶煽る
ねえポケ◯ンみたいな選択やめてよね
冴 は ▶煽る を 選 択 し た よ う だ !
効 果 は 抜 群 だ !
みるみる顔が赤くなっていくよ!
ねえ周りの人たちがザワザワし始めてるじゃんやめろよ…
あ駄目だコイツ…相手があの糸師冴って知らないからしゃーないけど…
そう言ってナンパ男は冴のかけているサングラスと帽子を奪い取った
帽子とサングラスを取った男は情けない声を出して目を見開いた。思い通りの反応だ
ほらもう!街の人々は男の声に気づき、一斉にこちらを取り囲んだ
ワラワラと冴の周りに人が集まってくる
切り方雑ですみません
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!