第4話

夜明けの光
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2025/07/07 06:45 更新
鬼の首が落ちた直後、静寂が訪れた。

空にはかすかに朝の気配が漂い、藤襲山の闇がわずかに退き始めていた。

ヒカルはその光を見上げ、ゆっくりと目を閉じる。
ヒカル
……朝が来る
その声に、錆兎が小さく笑う。
錆兎
俺たちにとって、こんなに意味のある夜明けはないな
真菰も頷き、手の甲で目をこする。
真菰
うん……ようやく、1つ乗り越えた気がする
その時、遠くで別の戦いを終えた剣士たちが姿を現した。

中には、肩を怪我した者、仲間を喪った者もいた。

だが、それぞれが確かな”生”を抱えて戻ってきた。

やがて、双子の案内役が姿を現し、最終選別の終了を告げた。
少女1
これより、生存者に日輪刀と隊服を授けます
名前が呼ばれていく中、ヒカルの胸が高鳴った。
少女2
光野ヒカル
ヒカル
……はい
前に出た彼女に、1本の刀が差し出される。

鍔は星型、刀身はまだ黒いままだ。

それを受け取った瞬間、彼女の中に、確かな重みが宿った。
ヒカル
(私は、鬼殺隊士。命を懸けて、生かすために戦う者)
炭治郎の姿もあった。彼も無事に生還し、どこか嬉しそうに頷いていた。

錆兎と真菰は、式には加わらなかった。

けれど、その背中を少し遠くから、誇らしげに見守っていた。

夜が明ける。

光が差す。

その光の中、ヒカルの物語は、さらに深く進み始めたーー。

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