『ピーポーピーポー…』
遠くから救急車のサイレンの音が聞こえる
近くでは人がザワつく声がしてうるさい
途切れかけた意識の中で私の傍で必死に呼び掛ける誰かの声が聞こえていた
目を覚ますと四方をカーテンで仕切られた白い天井が目に映る
…あ、れ、、私…
すぐ隣から私の名前を呼ぶ声が聞こえて目線だけを動かすと同い年くらいの男性が見開いた目で私を見ていた
勢いよく席を立ち上がって少し目を潤ませながら私にそう声をかける
ぽかりと口を開けたまま面食らった表情をしている彼
目の前にいる男性とは本当に面識がない
でも相手の表情を見る限り私の事を知っているのだろうか…?
そう言ってその人は病室から出て行った
かみしろ、、るい、、?
その名前は一度も聞いたことがない
…でもすごく顔が整っている人だったなあ
なんて呑気なことを考えていた
そんな事より…なんで私病院にいるんだろ…?
『悔悟.』











![# 攻略対象より悪役に惚れました . [ 冬司ver ]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/463Ienje96SMnaxqeg7tvIaFh9p1/cover/01K566339R5TNCGP01WCWNSK9G_resized_240x340.jpg)


編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!