第22話

season2💎⑪
893
2022/12/10 14:17
ゆっくりと目を開けると

白い天井が目に入ってくる。

身体を起こそうとするけど下腹部に痛みがあり力が入らない。

左右に目を動かし辺りを見渡す。
樹
おっ目を覚ましたか❓
樹がこーちに気づいて声をかける。
こーちは、誰かいてくれたことに安心するが、ジェシーの姿がないことに気づく。
髙地
髙地
じ、ジェシーは?
かすれた弱々しい声で尋ねる。
樹
・・・・
樹が黙り込む。
その顔が暗く見える。
情報屋 S
情報屋 S
これに懲りて俺たちと関わらないことだな。所詮住む世界が違う。ジェシーも望んでるから今この場にいないんだよ。
慎太郎が冷たく言い放つ。
髙地
髙地
ジェシーは無事なんですか!…痛っ、
こーちは声を張り上げるとお腹に響き痛みを感じる。下腹部を抑える。
樹
ジェシーは大丈夫だよ。
樹はそういうと慎太郎を連れて病室を出ていく。
自分が気を失ってる間になにか起こって

ジェシーが自分の傍にいないのか

分からないまま心にぽっかりと穴が空いたようで悲しかった。

涙が頬をつたう。


数日が過ぎて

傷も痛みも良くなり退院となる。

1人で帰宅する。

誰も待ってるはずのない部屋がやけに暗く感じる。
髙地
髙地
うそつき…。
ジェシーのことを思いながら、言葉がこぼれる。
また最愛の人と別れる悲しみを味わうことになる。

離れないって言ったのに

離さないって言ったのに

言葉自体が幻であったのかと酷く落ち込む。
楽しい日々の記憶も思い返すのが辛くなってしまう。
塞ぎ込んでいると、ケータイの着信音が聞こえる。ディスプレイを見ると非通知と表示されていた。

淡い期待を胸に誰もとしれぬ電話に出る。
髙地
髙地
はい…
ジェシー
ジェシー
こーち。
電話口の声にこーちの胸が弾む。
ジェシー
ジェシー
ごめん。傍にいられなくて…
髙地
髙地
ジェシー今どこ?本当大丈夫なの?ちゃんとご飯食べてる?ちゃんと眠れてる?
ジェシーの声が思いなしか暗いように聞こえる。それに勝るこーちの気持ちからジェシーに質問責めしていた。
髙地
髙地
…会いたいよぉ
ジェシー
ジェシー
今は会えない…。
でも必ず迎えに行くから待ってて
ジェシーから一方的に切られてしまう。

こーちにまた虚しさが襲う。

同時にジェシーが無事でいてと願う。







……To be continued







--------キリトリ線--------

おー。気づけば★100いきました。ありがとうございます。まぢ自己満で描き始めた話が多くの人に読んでもらいありがいことです。
まーたまに誤字脱字などありますが寛大に見ていただけると幸いです。直す気ないんかい💦
そろそろseason2も終盤になってきてどーなってしまうのか笑
まだ実は最後考えてません🙇
ハピエンになるかバドエンになるかは私の気分次第です。さーどうしようかな

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