事務所を出てまた公園に来た
ベンチに座る
下を向きひたすら泣く
もう何分、何十分ここに居るのか分からない
誰かの声が聞こえてきて
私の肩に上着が掛け、誰かが隣に座わった
下を向いたまま話しかける
やまとだと知りもっと涙が零れてくる
私は
ポツリ
またポツリ
言葉が出てくる
私は泣く
やまとはずっと黙っていた
突然呼ばれたから反射で顔を上げる
と
私たちの唇と唇が重なった
やまとの温もりに包まれる
でも、
あなたの
優しさは
記憶がなくなっても
変わらないんだね
あなたの優しさは
好きです
私は、
今
あなたの優しさに
懐かしさを感じています
やまとにひとつの宣言をされた














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。