第7話

✘‎ 7話 個性
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2024/06/17 10:00 更新


相澤消太
個性あr
あなた
分かりました!分かりましたから!
聞こえてますよ!
あなた
頭が追いついてないだけですって!
相澤消太
…、





くっ、人が混乱してる時に笑いやがって…!




この人、見た目によらず悪戯好きなのか…?


ミッドナイト
ちょっ、相澤くん!
個性あるって本当!?
プレゼント・マイク
Hey!消太!まじか!?


相澤消太
嘘は言わん







ま、まぁ、合理的なのが好きな人って聞いたし…、


嘘をつくのは合理的ではないし…、




相澤消太
実は、初対面の頃から
俺の個性を使っていた。


相澤消太
俺の個性は『 抹消 』
相澤消太
一時的ではあるが、
相手の個性を消すことが出来る。


あなた
え、…でも使ってる素振りなんて…
相澤消太
あぁ、だからこそ今日も試した。
相澤消太
わかりやすいように
半冷半燃の個性を持ったやつに
相澤消太
俺の個性を使った。



半冷半燃…、強そう





相澤消太
まぁ案の定、個性を
そいつは使えなくなってたし、
相澤消太
俺も個性を " 使える " と思った。



ミッドナイト
…、?使える?
あなた
どういう…、





個性はその人が使おうと思えば使える。



条件の中でしか出せない個性も、条件を満たせば使える





相澤先生の個性は使おうと思えば使えるのだろう。





相澤消太
どういう訳か、緑谷あなた。
お前の前だと個性が使えない。
相澤消太
個性とは人の身体に+‪α‬されたものだ。
相澤消太
それを個性因子。
俺はその個性因子を
一時的に停止させることにより、
相澤消太
個性を使えなくしている。

相澤消太
だが、…お前の場合、
個性因子が " 見えない "
あなた
だ、だから無個性で!
相澤消太
…、説明が難しいな。
相澤消太
まぁ、…なんだ?
相澤消太
つまりは、お前の個性は
俺の " 上位互換 " だ。

あなた
じょ、…上位互換…?


相澤消太
まぁ、『 無効化 』とかそんな感じだろ。
相澤消太
それも、『 常時発動型 』のな。

相澤消太
気が付かないのも納得がいく。
相澤消太
恐らく、個性発現時と前とで
何も異常なんてなかったんだろ…。



個性が…、『 無効化 』




確かにそれなら、
転弧の個性が効かなかったのも説明がつく。





…私が崩壊したのは転弧の個性が強力だったからか?






そうとなると、早く転弧を見つけなきゃ大変なことに…!









あなた
…、それを聞いてますます
ヒーロー科に編入しなきゃって思いました。

相澤消太
…なにか目指す理由があるのか?

相澤消太
いや、…言い方が悪いな。






相澤消太
目指さなければならない理由があるのか?





私はその言葉に深く頷いた。




相澤消太
そうか、…
ミッドナイト
…相澤くん?





























相澤先生は深く考えたあと…、






相澤消太
緑谷あなた…、もしお前が_______





ジリリリリリリリッ !!!!!!!!





    《 セキュリティ3が突破されました! 》



   《 生徒の皆さんは速やかに避難してください 》








相澤消太
相澤消太
ひざし!
プレゼント・マイク
あぁ!



急にアナウンスが入ると
先生たちは素早く出口へと出ていった。


あなた
っ、…香山先生、!
ミッドナイト
落ち着いて、大丈夫。
ただのマスコミよ。



ほら、と指を指す向こうに確かにマスコミはいる。
















…、でも、どうして?







なぜ、あれほどのセキュリティの壁がありながら
マスコミは突破できたの?






…、誰かが 『 壊した 』 ?





" 壊す " この言葉は私とってささやかな期待をくれる




























もしも、転弧が生きていたら?






もしも、転弧がだとしたら?






























































もしも門の先に転弧が居たのなら_________




あなた
ッ、…



ミッドナイト
あなたちゃん!?







気がつけば走っていた。




ヴィランでもヒーローでも、なんでもいい。










なんだっていいから、転弧に会いたい。
















会って、抱きしめて、転弧が生きてることを知りたい。





















そう思えば思うほど体は動いて、






今までの足の速さは嘘だったかのように、門に着いた。















マスコミなんかいなくて、先生たちがいて、












香山先生も後から追ってきてくれた。
















私は、門の前に立って、
塵になったセキュリティの壁をまじまじと見た。





あなた
っ、…


























         『 お姉ちゃん…! 』



















転弧との日々が、日常が走馬灯のように駆け巡って









無意識に、泣いていた。


あなた
ぅ、ぁ'ッ、






涙は止まらなくて、転弧なんて確証は無い。













それでも体の水分が枯れるほど泣いた。




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