朝、目が覚めた。
見たことのない真っ白な天井。
…でもなんだか見覚えがあるような気がする。
体を起こすと、スマホにたくさん通知が溜まっている。
《今日早めやからな!》
《おにぎり食べたい》
《昨日のノートありがとな》
通知は全部、同じ名前だった。
――――宮。
すると、考える間もなくドアが叩かれた。
誰だろう?
もしかして、宮さん?
ーー考えていると、扉が開いた。
侑?知らない。でも、すっと名前が出てきた。
ねちねち言いながらも、侑?は部屋から出ていった。
と、独り言をしながらも
準備がするするとできてしまう。
何も頭の中を整理することもできなかったが、
私は体育館へと走った。
体育館に着くと、そこはもう騒がしかった。
カチャッ
見覚えのある光景。だけど、知らない光景だ。
どこにも「初めて」がなくて。説明もなくて。
私だけが途中で混ざったようだ。
戸惑っていると、集合がかけられた。
治の声ではっとする。
背中を押され、私は「みんな」の輪に入っいく。
何も分からずに。
next…
遅筆で大変💦











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!