第8話

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2025/02/06 06:05 更新
不思議な本を開いた瞬間、私の視界は暗転した。
次に見えた景色は私がさっきまでいた場所とは何もかも違った。
読谷文歌
どこ、ここ、、?
読谷文歌
なんだよっ、あれッ!
ふと周りに目を向けると、そこにあったのはたくさんの“世界”だった。
自分でも頭がおかしくなったんじゃないかと思う。
でも実際に見えているのだ、
読谷文歌
赤ずきん、、?
そう、狼がおばあさんの服装をして今にも赤いローブの少女に襲いかかっている、
童話の赤ずきんさながらだった。
他にも食パンをくわえて走っているJKらしき人物や、
神様とはなしているスーツ姿の男性。
返り血を浴びた集団と大量の死体に
魔法陣のようなものを描いて炎を打ち出している風景。
どれも物語の中のような非現実的な光景が白くてなにもない空間にポツポツと浮いている。
私もなにもない空間の中、透明なパイプのようなものの中できた方とは逆の方に吸い込まれるように移動している。
そう、浮いているのだ。こんな事実に今更ながら気がつくくらいに驚くことが多すぎた
読谷文歌
ここは、、物語の世界、?
そう思ってもおかしくない。
そもそも本を開いただけでこんな世界に来ていること自体おかしいのだ。
だいたい、もうなくなっているはずの命だ。
今更どうなっても結果的に延命できているのだから何でも良いじゃないか
読谷文歌
いや、物語の世界を管理する亜空間、?
せっかくだから今の自分の状況について全力で妄想(考察)してやろうじゃないか!
ここはきっと現実世界ではない、見えているのは本当に物語の世界だろう。
後ろを振り返ってもパイプの終末が遠くに見えるだけで、なにもない。
きっと私達の世界が物語の世界ではないからだろう。
本来なら、世界同士が繋がってはいけないのだろう、
他の世界からパイプがでていないことから想像できる。
となるとイレギュラーだったのはあの本だろうか、
あの本だけ妙だった。
だいたいこんな終末世界で新しい本など売るわけも買うわけもないのだ。
そういえば、題名はどうだっただろう、
読谷文歌
あれ、?覚えてない?見忘れた、?
読谷文歌
いや…
あの重々しい本革張りの本には何も書いていなかった。
表紙、背表紙、裏表紙、その裏まで、見ることができた部分には何の文字も書いていなかった。
と、なると私があの本にひかれたのにもなにか原因があるはず。
…と、したところで再び後ろを振り返ってみた。
読谷文歌
、は?
読谷文歌
壁ってこんなに近かったっけ、?
今まで通ってきたはずの場所にパイプはなく、代わりに小さい黒い塊、いや、“世界が浮かんでいた”
1000行ったから切った

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