第8話

No.8
390
2021/09/23 15:21
あれから1週間








和泉一織
行きましょうか、あなたさん
あなた
うん!
和泉三月
行ってらっしゃい!気をつけて登校しろよ〜
和泉一織
兄さん、お弁当ありがとうございます
あなた
ありがとうございます!
和泉三月
ちゃんと完食してくれよ?
あなた
もちろんです!
和泉一織
では、行ってきます。
あなた
行ってきます!
四葉環
あ、まって!いおりん!あなた!
逢坂 壮五
一織くん、あなたさん、環くんも一緒にいいかな?
和泉一織
はぁ、仕方ありませんね。今日だけですからね








そんなことがあって今は3人で通学路を歩いている。




もぶ
あれって一織くんと環くんじゃない?!
もぶ2
ほんとだ?!
もぶ2
ってあの女の人だれ?
もぶ
誰だろう…もしかして、環くんの彼女だったりして?!
もぶ2
一織くんの彼女かもよ?










そんな会話が聞こえた





私はどうしたらいいのだろうか





昼放課になった
和泉一織
あなたさん、一緒にお弁当…
???
一織くん、良かったら私とお昼食べない?






私はとてもびっくりした。



一織くんの目の前には学年一とまで言われるほどの美女、朱里が立っていたからだ
和泉一織
すみません、私はあなたさんと食べる予定なので
朱里
いいじゃん?!私と一緒に食べた方が絶対楽しいよ
和泉一織
私にとっての楽しいはあなたと一緒に食べるお昼より、あなたさんと一緒に食べるお昼の方がとても大きいのですよ




一織くんがそう言うと、朱里は諦めたのか教室を出ていった








あなた
一織くん、お昼一緒に食べよ!
和泉一織
ぜひ、一緒に食べましょう





そう言ってお弁当箱を開けた








中を見るとかわいいうさぎさん?のキャラクターがいた。一織くんの言っていたうさみみフレンズってやつかな
あなた
え!かわいい!
和泉一織
そうですね…かわ
あなた
ん?どうしたの?
和泉一織
いえ、なんでもありません
和泉一織
食べましょうか
あなた
うん!
あなた
いただきます!
和泉一織
いただきます。
あなた
おいしい!
和泉一織
そうですね、とても美味しいです
和泉一織
やはり、あなたさんと一緒に食べるお弁当はとても美味しいですね
あなた
私も一織くんと食べるお弁当は最高だよ!






そんな微笑ましい会話をして、お昼を食べた
四葉環
いおりん!あなた〜!今日のお弁当すっげぇかわいい!
あなた
そうだよね!すっごくかわいかった!こんな素敵なお弁当作れる三月さんすごいね
和泉一織
まぁ、兄さんは料理が上手ですからね









このとき、一織くんは『私だって、これくらいできるのに』なんて心の中で思っていた

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