体育祭。
まあ…
私は活躍できる競技なんて多分存在しない。
だから、別に本気は出さないし出せない。
そんな帰り際。
勝己くん、マジで口悪すぎる。
この人たち泣いちゃうよ。
私は涙が出そうになった。
頼むからヤメテクレ。
私本気でクソザコだからカッコつけても
1ーAの恥になるだけだからっ!!
コレでああヒーロー科調子乗ってんな
自信あるんだろうなーって思われるダロ!!
それしたらさ…
アイツラカッコツケテタノニマケテジャンって
なっちゃうだろ!
新しい輩きたぁー!!
しかもド正論だー!!
というか帰りたーい!!
私はそそくさと退出を試みる。
すると紫の新キャラがこちらを見る。
ごめんなさい。
ヒーロー嫌いだから
ヒーロー科の面目は潰したいけど
1ーAの面目は潰せないので帰りたいだけです
私はペコリと90°お辞儀をして
180°体を回転させる。
後ろから声が聞こえた。
……うぜぇ。モブ共がよ…!(かっちゃん化)
私はバカデカ校門をくぐり抜け、
マップアプリでショッピングモールの道案内を開始する
今日は食材を買うのを頼まれているのだ。
ケーキも買っちゃお。
…体育祭、嫌だなあ
後ろに、紫の人がいました。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。