キラが死んだ
その言葉に仲間のみんなは焦りを感じていて、
でもその間ルビーは一人語っていた。
正気を失った紅葉ちゃんがルビーに反撃をしたが
その攻撃はルビーにとっては擦り傷。
我慢の限界に達した紅葉ちゃんが声を荒げた。
キラが抱えた思いを紅葉ちゃんは自分事のように
語って、大粒の涙を流しながら泣いて、
ザキに掴みがかって。
そんなあたしは、ただその様子を見ていることしか
できなくて。そこで初めて気づいた。
あたしはなにもわかってないし、なにも持っていない
ザキのように、親友や相棒などの称号を
持っているわけでもない。
紅葉ちゃんのように、過ごした時間が短くても
その人のことをたくさんのことを知っている
わけでもない。
霊夢のように、世界を守るために立ち向かう勇気と
力があるわけでもない。
チームの要?チームの主力?いいえ、きっとあたしは
感情に流されるだけの人間だ。
だったら、この場にいなくてもいいんじゃない?
そんな考えばかりが頭の中によぎるだけだった












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!