あなたとの距離ができて、1週間。
珍しいお客さんが来て。
赤木「治元気しとる!?」
治「赤木さん!」
赤木さんなら何か知ってんのかなと思う。
赤木「えー?あなたちゃんのことなぁ。んー、まぁ、本人から聞き!」
本人が言うてくれへんから、赤木さんに聞いてんねん。
赤木「あの子新人さんやろ?」
治「まぁ」
赤木「あなたちゃんが言うとった。新人さんがえらい可愛いんやてーって。」
治「それなりにちゃいます?」
赤木「おお、いうな。お前、あなたちゃんしか見えてへんやろ?」
治「当たり前やないですか」
『治さーん、こっち終わりました〜、ほか何やりましょ〜?』
赤木「治、大事にする子、間違えたらあかんよ。皆にいい顔はできやん」
『?知り合いですか?』
赤木さんが出ていったのをみて、聞いてくる新人さん。
『そういえば、この前治さんの彼女さん見ましたよ〜っ。侑さんとおって〜〜、あの二人怪しないですか?』
治「へえ」
『可哀想な治さんのことは、私が慰めます♡』
バタンと音がして、入口見ると、あなたがおって。
治「ちゃ、」
「ちゃうっていいたいの?」
治「いや、」
「サムとツムのことで、周りから妬まれるより、ツムのそう言うの見る方が辛い。」
そう言って、店から出ていったあなた。
『治さん?』
治「悪い。今日はもう帰ってくれへん?」
『え、でも、』
治「帰れや。」
『っ!』
とりあえず、ツムに連絡して、あなたを止めてもらって。
おにぎりネギトロ1個貸しやからなとだけ来た。
治「さすが相方や」












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!