あの事件から数年後の事__
2人の男女が横浜の街を歩いている。
男性は車道側を歩き、女性をエスコートしている。
如何にも幸せそうなカップルだ。
男性が女性の目を見ながら言う。
「洋装だな」と
機嫌が善くなった彼女は、
横並びで歩くのでは無く、一歩先を行く。
其れもスキップしながら。
男性がそう云った矢先、彼女がぐら、と傾く。
何かに躓いたのだろうか。
彼女が其の場に倒れる。
とはならなかった。
男性がギリギリの処で彼女の手を掴んでいた。
そして手を引っ張り彼女を真っ直ぐ立たせる。
男性は彼女の手をとり、手を繋ぐ。
普通の繋ぎ方では無く、"恋人繋ぎ"で。
彼女の顔は真っ赤になっている。
男性は微笑む。
どうやら男性の方が1枚上手だったようだ。
男女は手を繋ぎながら、あるお店に入っていく。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。