第7話

七話
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2024/01/05 22:16



あなたの名字あなた
 牢屋に入ってるからいいじゃないですか 
キリヤン
 だから、シャークんと戦って 
 観戦してる俺が弱点を見つけるから




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そう言ってたから私は窓もない部屋の扉を開けて入ってすぐ閉めた
シャークン
 お、さっきの女じゃねぇか 
本当自我はあるようだけど記憶がなくなっているみたいだね
きりやんさん大変だっただろうな
あなたの名字あなた
 戦いましょうか 
噛みつかれて血を飲まれなきゃ私は感染しない
適度な距離を持って制す
そう思っているとシャークんさんがナイフを投げてきた
そのナイフを避けてシャークんさんのもとを蹴ったが、避けられた
後ろから来たのに気づかず私はシャークんさんに捕まった
放送からきりやんさんの焦る声が聞こえた




私はシャークんさんに噛まれた
あなたの名字あなた
 い"ッ… 
噛まれた痛さがあったし、私の上にはシャークんさんがのっていた
私感染しちゃったかもとか思いながら痛みを堪えていたら
シャークン
 …は、お前誰だ? 
あなたの名字あなた
 ん?? 
シャークんさんは不思議そうに私を見ていてナイフを取り出し私の首に当てていた
状況掴めてないんですけど
その時勢いよく扉が開いた
キリヤン
 あなた!! 
そう入ってくるときりやんさんはキョトンとしてこちらを見てきた
シャークン
 きりやん?なんでここに… 
あなたの名字あなた
 え? 


まさか、治ったのかもしれない
それだったらなんで治ったのか
キリヤン
 …もしかして、あなたの血が特殊? 
 シャークんに噛まれたよね?
あなたの名字あなた
 はい、バッチリ 
私がそう言うときりやんさんは数秒考えてあることを言い出した
キリヤン
 言ってなかったけど感染者には 
 紋章が噛まれたところに
 浮かび上がるんだ
キリヤン
 シャークんはまだ紋章が残ってる 
 ということは一時的に治ってる
紋章を確認すると確かにあった
赤くて魔法陣にバツを書いたような印で明らかに怪しかった
キリヤン
 君は感染症を治す血を持っている 







じゃあ、私がいればみんな助かるかもしれない?
キリヤン
 でも、流石にまだ完全に 
 戻らないっぽいから
 研究させてもらうね 
私が実験台になるのか、最悪すぎ
シャークン
 …なんかわかんないけど、 
 俺は大人しくしてる
そう言って私の上からどいて床に座った
あなたの名字あなた
 はぁ…じゃあ私の血たくさん 
 取るってことですね
 よろしくお願いします
これで世界が救われるかどうかはわからないけど頑張るしかない






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キリヤン
 …できた…!! 





キリヤン
 これでみんな救うことができる!! 







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