なんじゃこりゃァァァァァァァァ!!
なぜ今私が叫んでいるのかは、布団の上に3つのタマゴがあるからだ。当然、私は今大混乱。
布団の近くにある時計を見たら学校が始まる時間間近だった。
急いで制服に着替え、昔からつけている大きな赤いリボンを着け、学校に向かおうとした…が、布団の上にある3つのタマゴに目を向ける。
そう思い、カバンにタマゴを入れた。
~昼休憩~
私は今、近くにあったベンチに腰かけている。
タマゴを手に持ってみると、暖かい。勿論、ハンカチとかで包んでもいない。
よく見ていなかったから分からなかったけど、珍しい模様をしていた。
1つ目は、市松模様。2つ目は麻の葉模様。3つ目は蝶の模様をしている。
そう思っていると……
新校舎の近くで生徒達がキャーキャー言ってる。
近くに行ってみると、何かここの学校には無い珍しい制服を着ている。
霊夢の叫びが響き渡る
実は、霧雨魔理沙、魂魄妖夢は私の幼馴染みなのだ。
中学2年の二学期の時、転校して離れ離れになってしまったが、2回目の転校でここの高校に来たのだ。
コポ…
カバンの中を見ると、なんと市松模様のタマゴが動いていたのだ!?
魔理沙の視界に一瞬だったが、カバンの中に3つのタマゴが見えた。
魔理沙が霊夢の方を掴んだ
パシっ
そう言い残して、霊夢は校舎へと歩いていった。
・
・
・
そう自分を責めながら教室に戻り、自分の席に座る。
キーンコーンカーンコーン…
授業が始まった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。