すぐに顔を逸らした。恥ずかしさが込み上げて
きて、顔がどんどん熱くなってきているのが
分かる。
なんだかすごく視線を感じる気がして
恥ずかしくて、寝るどころじゃない。
すぐ照れてしまうことに否定はしないけど
この状況で照れない方がおかしいと思う。
すぐ後ろにグクがいると思うと
心臓がバクバクと物凄い速さで脈打ち始めて
シュンとした声音でグクがそう言うと、
また離れていく温もり。
ちょっと拗ねたように呟くグクに
不覚にも、可愛いな…なんて思ってしまって
無意識のうちに、口角が上がっていたのに
気が付いた。
もう寝るもん、と布団を頭まで被った
黙り込んだグク。
数秒後には寝息が聞こえ始めた。
からかってきたかと思えば、子供みたいに
すぐにしゅんとして拗ねるグク。
これからは会社でも、そんなグクに
ひたすら振り回されるのかな、なんて考えて
正直、少し喜んでいる自分が居た。
.
グクは朝が弱い事が分かった。
分かったところで、
起こさないといけないのは変わらないけど。
聞き間違いだろうか、今グクの口から
“ ぽっぽ ”という単語が、聞こえたような。
グクを揺すろうとしたら、突然
腕を引っ張られて
視界がぐるんと回転したかと思えば、
いつの間にかグクの腕の中にいた。
そう言うと、また寝息を立て始めたグク。
今すぐ起こさないといけないのに
寝ていても強いグクの力と
私の身体を包むグクの温もりが心地良いせいで
ただ抱き枕のように固まっている私。
危うく、目を閉じかけた時に見えた時計。
時間は、既に7時半を回っていて
やっと起きたか、と離れようとすると
何故か、余計グクの腕の力が強くなった。
うなじに息がかかる程の距離で
グクが話すから、ピクッとなってしまった。
グクの腕がするりと抜けて、
2人でして起き上がる。
なんだか今更恥ずかしくなってきて、
無言で振り向くと
next→
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更新が遅くなって申し訳ありませんでしたㅠ
そして、
この作品の☆が150 、
フォロワー様が40人になりました✨
遅くなりましたが
本当に皆様には感謝しかありません …
勿論、フォロワー様は
皆把握してます(((((((((
それと 、なんか語彙力が落ちてきていますが
これでも一生懸命なので 、
温かい目で見守って下さい←
これからも宜しくお願いいたします 、
以上作者でした 、、、、ㅎ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。