樹菜side
地面まであと数メートル
体を反らしそのまま着地する
ホテルからの脱出には成功したけど、恐怖は始まったばかり。
ワタシは少女と一緒に数百メートル先にある学校に向かった。
少女の返答に曖昧な言葉を言ってしまった。
これでいいのか?ワタシは?
そんなことを考え込んでいたら少女が少し下を向いてワタシにこう言った。
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、
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、
まさかのちゃん付けかよ。
ま、嫌いじゃないからいいけれど…
本音言えば結構恥ずかしい
でもアンが嬉しそうにしているからいいけど
すると、アンは真剣な顔になり…
黙り込むアン。
さっきまでの自己紹介とは全く逆の状態だった。
そして、思った。多分これあれだな
アンは泣き出しそうな顔をしていた。
そんなの当たり前だ。
こんなか弱い子があんなもん見たら恐怖に飲まれるのに間違いないから。
だけど、アンはすごく強い子だ。
そして涙をこらえてワタシにこう言った。
すると、アンの顔色が徐々に良くなった。
アンが走って避難場所に案内する。
ワタシはアンのあとを追いかけながら、ゾンビがいないか周りを見た。
ゾンビを警戒したけど道中にはあまりいなかった。
だから、避難場所には難なく来ることが出来た。
それにしても人がものすごく多い。
外にいる人だって沢山いるし、警察官とかなんかよく分からないロゴつけた人もいる。
あれがバイオテロ特殊部隊班か?
ちょっとだけ妹の樹里から聞いたことがある。
そんな会話していた時だった。
おそらく生存者だろう。
姿は見えなかったけど、そんな気がする。なぜなら…
ゾンビの大群が学校に外にいたから
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。