第125話

123人目
808
2024/03/05 06:44 更新
葛城 静音
先輩、あと何分動けます?笑
第二波。強いでしょ?
あなた
全く?何分でも何時間でもあなた達が倒れるまで戦うわ。
葛城 静音
そうですか?
静音との戦いを近接に持ち込もうとするも、ずっと笑顔で距離を取られ続けられてイライラしていると、後ろから時雨が斬りかかってきた
カキンッ
鉄同士がぶつかり合い、派手な音をならした。
あなた
(やっぱり片手…これなら、押し勝てる)
私は、刀を握る手を強くして上から振りかざされた刀を押し返した。
葛城 静音
先輩、後ろがら空き♡
あなた
っ…
静音から膝の後ろを蹴られて、重心がズレ時雨との押し合いも競り負けてしまった。
時雨
あなた意外と、力は強いんだね
葛城 静音
先輩は重心の移動で力を創り出してるだけで、別に先輩自体に力は無いよ笑
葛城 静音
だって今も重心ずらされただけで一気に形勢逆転されちゃったわけだし。
カチッカチカチ
私は静音が無駄な話をしている間に、刀を逆手に持ち替えもう片方で毒の調合を変えた。
あなた
(この毒が効かなかったら…うんん、効く。大丈夫。)
私は一人自分の弱い部分と戦いながら迫るタイムリミットに危機感を感じていた。
葛城 静音
あ、先輩やっと本気ですか?笑
時雨
本気?
葛城 静音
うん、先輩ねちゃんと戦う時は刀を逆手で持つんだよ。
あなた
あなたこそ、さっきからずっと私の動きを警戒してるし、先輩呼びに戻ってるし…まさかハンデがある相手に本気?笑
葛城 静音
まだ、戦えるみたいで安心です
静音は私に向けてピストルを構えた。
私は、静音との距離を一気に縮めて、ピストルを持つ手に刀の後ろで衝撃を与えピストルを奪った。
時雨が後ろから走ってくるのを感じて時雨にピストルを構えてから静音を拘束するように下敷きにした。
あなた
降参?
葛城 静音
先輩、知ってます?
ボスを殺したのはその刀ですよ。
あなた
そんな、事だろうと思ってた。
あなた
そういうの、あなた好きだもんね。
葛城 静音
先輩も俺の事よく知ってるんですね笑
あなた
そうかもね。
あなた
時雨、刀を納めて。
時雨
敵わないな笑
あなた
静音も、後でゆっくり話しをしましょうね。
そう言って2人に毒を刺して、戦いは終わった。
あなた
(早く、みんなのところに…)
私は、朦朧とした意識の中、4人を引っ張って歩いた。
⛄️
あなた!!
遠くから、私を呼ぶ声が聞こえた。
私は、駆け寄ってくる人影を確認して安心したと同時に意識を失いかけた。
時雨
あなたは最後まで甘いね。
あなた
っ!!!!
私は、時雨がおらふくんに斬りかかるのを見て、咄嗟に2人の間に割って入った。
⛄️
え、え?
時雨
は、?
一瞬のうちに起こった出来事だった。
私の背中はバックリ裂け、私に押し倒されたおらふくんは状況が呑み込めず呆然として、私を切った時雨でさえ私の方を見て驚愕していた。
あなた
しぐ、れ。だめ。もう、やめよう。
時雨はまるで子供のように目に涙を溜めて必死に頷いた。
あなた
それじゃあ、あとは___
私は、他の人達に向けて言葉をかけようとした時、意識を失った。

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