静音との戦いを近接に持ち込もうとするも、ずっと笑顔で距離を取られ続けられてイライラしていると、後ろから時雨が斬りかかってきた
カキンッ
鉄同士がぶつかり合い、派手な音をならした。
私は、刀を握る手を強くして上から振りかざされた刀を押し返した。
静音から膝の後ろを蹴られて、重心がズレ時雨との押し合いも競り負けてしまった。
カチッカチカチ
私は静音が無駄な話をしている間に、刀を逆手に持ち替えもう片方で毒の調合を変えた。
私は一人自分の弱い部分と戦いながら迫るタイムリミットに危機感を感じていた。
静音は私に向けてピストルを構えた。
私は、静音との距離を一気に縮めて、ピストルを持つ手に刀の後ろで衝撃を与えピストルを奪った。
時雨が後ろから走ってくるのを感じて時雨にピストルを構えてから静音を拘束するように下敷きにした。
そう言って2人に毒を刺して、戦いは終わった。
私は、朦朧とした意識の中、4人を引っ張って歩いた。
遠くから、私を呼ぶ声が聞こえた。
私は、駆け寄ってくる人影を確認して安心したと同時に意識を失いかけた。
私は、時雨がおらふくんに斬りかかるのを見て、咄嗟に2人の間に割って入った。
一瞬のうちに起こった出来事だった。
私の背中はバックリ裂け、私に押し倒されたおらふくんは状況が呑み込めず呆然として、私を切った時雨でさえ私の方を見て驚愕していた。
時雨はまるで子供のように目に涙を溜めて必死に頷いた。
私は、他の人達に向けて言葉をかけようとした時、意識を失った。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!