図書館に来て勉強を始めたのですが、吉田先輩が近くにいるので緊張して集中できません!!
数学のテスト範囲やっぱり難しい……
ってかこの問題なに?
難しい……
先輩に聞きたいけど、吉田先輩には絶対断られる。
そしてタイミングが悪いのか、佐野先輩はトイレに行った。
…AIに聞くしかない?
吉田先輩「……あなたの名字そこわかんない?」
え、なになに??
『わかりません……』
吉田先輩「ん、ここはさ、〜」
まさかまさかの、吉田先輩が私に教えてくれてる🥺
え、好き。
ってか先輩の教え方、先生の授業よりわかりやすいかも←
吉田先輩「……ってなるんだけど、あなたの名字聞いてた?」
『え、あ、はい!!聞いてました』
吉田先輩「ふーん……じゃあこっちの問題解いたらいいよ、結構似てるから」
………ふーんってなにという疑問を持ちながら解いていった。
本当にふーんってなによ
アドバイスを貰った問題もすんなり解けた。
やばい、今度から数学の授業、あの先生じゃなくて吉田先輩でいい((
佐野先輩「お、あなたの名字って案外数学できるんだ」
『いや、さっきまで呪文にしか見えなかったです』
佐野先輩「ふはっ、やっぱ呪文だよな」
『吉田先輩に教えてもらってよかったです』
佐野先輩「え?仁人が?」
佐野先輩は想像以上に大きい声で言った。塩﨑か。
あまりにも大きい声だったので、周りから佐野先輩のことを、なにこの人という感じで見てきた。
うぅ、気まずい。
佐野先輩「仁人とあなたの名字ってそんなに仲良くなったんだ、」
「最初は仁人嫌そうだったのに」
吉田先輩「うるせぇ、」
そう言った吉田先輩の耳が少し赤くなってたことに気づいたが、その時の私は見間違えだと思っていた。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!