初兎side
俺がそこで見た部屋は
血まみれで悪臭が漂っていた
血の匂い…
刻まれて何かから出てきた綿
え、でもッ…何で、?
いむくんは明るくてッ、ポジティブでッ、それでッ__
こっちに音が近づいてくる、?
い、いむくん…?
精一杯声を出した
いむくんは僕の相方でッ、優しくてッ
そう言った瞬間
音が止まった
そういった瞬間いむくんは…
いや、いむくんではない誰かが
にこりと不気味な笑顔を俺に向けた
泣きそうな声で言ってくる
何で、何でいむくんがそんな顔をするんや…?
ぽつりと一粒の涙が落ちた
俺はそれまでで一番大きい声で言った
するといむくんは泣きながら言った












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!