第32話

〘あれからこれから〙
173
2026/03/01 10:33 更新


そろそろ卒業式も近づいてき、春の香りにも気づき始める冬の終わり。
まったく関係のない俺、ぷりっつは頬杖をついて外を見ていた。

pr
(…正直、なんもする気起きないんやし‥)


いくら面白くたって、落ち込むことがあればしっかり落ち込む。
親友に振られたばかりでまだ整理すらついていない。
そんな乙女かのような思考に迫られているといつの間にか1日が終わるのだが。

pr
…ぁ、
pr
(…まぜ太、)


違うクラスのまぜ太とは、あっきいの隣に並ぶくらい仲が良い。
体育をしていたのか、グラウンドで走っている様子が見える。
察するにリレーをしている。

_あ、まぜ太1人抜かした、

_…まぜが勝った、!

なんて1人でよくわからないことを考える。
まぜ太が勝ったという謎の優越感に満たされ、ふうっと息を吐く。

pr
(こっち向いた、‥)


突然まぜ太がこちらを向き、にっと笑ってピースをした。
その様子に胸が締まる。
はは、笑と軽く笑ってまぜを見つめる。

耳から聞こえるのは先生の良くわからない呪文。
だけど、なんだかそれすらも心地のいいように思えてくる。

pr
…ぁれ、
pr
なんで俺、きゅんとしたんだろう…


新たな芽が息吹を吹いた。

追記(2026/03/01)
コメント載せるって言ったのに載せてませんでした(

プリ小説オーディオドラマ