そろそろ卒業式も近づいてき、春の香りにも気づき始める冬の終わり。
まったく関係のない俺、ぷりっつは頬杖をついて外を見ていた。
いくら面白くたって、落ち込むことがあればしっかり落ち込む。
親友に振られたばかりでまだ整理すらついていない。
そんな乙女かのような思考に迫られているといつの間にか1日が終わるのだが。
違うクラスのまぜ太とは、あっきいの隣に並ぶくらい仲が良い。
体育をしていたのか、グラウンドで走っている様子が見える。
察するにリレーをしている。
_あ、まぜ太1人抜かした、
_…まぜが勝った、!
なんて1人でよくわからないことを考える。
まぜ太が勝ったという謎の優越感に満たされ、ふうっと息を吐く。
突然まぜ太がこちらを向き、にっと笑ってピースをした。
その様子に胸が締まる。
はは、笑と軽く笑ってまぜを見つめる。
耳から聞こえるのは先生の良くわからない呪文。
だけど、なんだかそれすらも心地のいいように思えてくる。
新たな芽が息吹を吹いた。
追記(2026/03/01)
コメント載せるって言ったのに載せてませんでした(











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。