ガシッ
背後でなるバサッという音
組織の男が振り返る
だけど俺は、カラフルピーチメンバーのシヴァさんに助けてもらった
少し乱暴に掴まれて影に連れ込まれる
身を乗り出すがそこには俺の姿はもうない
向こうも内心どこかにいるのは感づいてるはず
それならこの部屋を徹底的に探し出すかもしれない
早いところ脱出しないと
俺は意外と冷静なメンバー達を見て少しだけ安心した
小さい体だけど、何もできないと思っていたけど
目で伝えられること、存在するだけで状況を見守れる事がある
この場を生き延びるために、次の一手を探す
俺は遠い窓を眺めながら、みんなの顔を順番に見渡した
恐怖がまだ全員を覆っているけれど、その目の奥には諦めとは違う"やるしかない"という光があった
そして、じゃぱさんは組織の人に聞こえないけれどみんなに聞こえるくらいの大きさの声でこういった
ひろくんが頷き、たっつんさんは震えながらも奇妙な笑顔を作る(おっけーという意味らしい)
俺はその瞬間、シヴァさんの腕を離れ
机の下からスッと動いた。自慢の身軽さで向かったのは先ほど組織の男が乱暴にめくっていた書類の下
一瞬だけ見たんだ
ここでさっきから他の組織の人に乱暴に指示をしているちょっとリーダー的なやつのポケットから紙を落とすのを
書棚の下
そこに挟まれて落ちていた1枚の紙
恐らくそこには大事な事が書かれているはず
あまり目に届かない隙間にすっぽりとはまっていた
小刻みな足でバレないように進む
そして、みんなに伝わるようにここだよ!とみんなが見えるように大きく手を振る
それに気づいたのかじゃぱさんが次の指示を出す
そして、じゃぱぱが合図を送る
どぬくさんがスマホを握り締めて、あらかじめ準備していた証拠映像を撮り始める
ゆあんくんとなおきりさんは意思疎通しながら玄関と裏口の監視に回る
シヴァさんは冷静に出口と窓を押さえながら慎重に待つ
もふくんは声を潜めながら周囲の様子を探る
誰もが自分の役割を理解し、震えながらも連携していく
組織の男が立ち上がって扉へ向かった瞬間
じゃぱさんが立ち上がって棚を蹴って大きな音を出す
数人がそちらに向かった隙に
たっつんとえとさんが素早く書棚に向かう
細く長い腕で紙を手にしたのはえとさん
紙には組織と父親の契約書てきな物が書いてあった
そんなものポケットにいれるなよと思いながらも俺は満足感に浸る
あとは、重要主物を確保して逃げるだけ!
























編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。