第33話

 とりあえず呑むか 
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2026/01/18 01:00 更新






 
 天羽 あなたの下の名前 
 裏道さん聞きました? 





 帰り道。




 私は裏道さんに電話をかけながら歩いていた。







 
 表田 裏道 
『 … あーうん、 
  さっきな 』
 
 天羽 あなたの下の名前 
 やっぱり 





 死んだような声色。



 やはり相当疲れているらしい。






 
 天羽 あなたの下の名前 
 今日呑みましょう、ね? 
 
 表田 裏道 
『 明日早いけど、 
  良いの? 』
 
 天羽 あなたの下の名前 
 はい、私は全然 
 天羽 あなたの下の名前 
 どうせ裏道さんだって 
 眠剤かお酒飲まないと 
 碌に寝られないでしょ 
 
 表田 裏道 
『 それはそう 』
 
 天羽 あなたの下の名前 
 じゃ決まりですね 
 天羽 あなたの下の名前 
 何か買っていく物 
 あります? 
 
 表田 裏道 
『 あー … いや、  
  昨日の残りあるから 』
 
 天羽 あなたの下の名前 
 了解です 






 ではまた、なんて言って電話を切る。





 別に冷たくもなんともないはずの風が、何故か身に沁みた。







 






 407号室。


 ここが私の部屋。




 真上の507号室。


 そこが裏道さんの部屋。




 その真上の607号室。


 ママトゥギャ関連産業の人が住んでいることはわかっているが( 顔に見覚えがあった )、誰なのかまではわかっていない。


 そしてあまり友好的そうな人ではなかった。







 
 天羽 あなたの下の名前 
( もう来てると 
  良いんだけど )





 合鍵は持っているし、個人チャットでも先に入っててくださいと伝えたからいるはずだ。






 
 天羽 あなたの下の名前 
 ただいま 





 誰かいてもいなくても「行ってきます」と「ただいま」は言う主義だ。





 
 表田 裏道 
 おかえり 





 ひょこっと顔を出してきた裏道さん。





 …… なんか若干 …







 
 天羽 あなたの下の名前 
 酔ってます? 
 
 表田 裏道 
 え? 
 酔ってないけど? 





 そう言いながらも顔の赤い裏道さん。




 呂律も回っていない気がする。






 
 天羽 あなたの下の名前 
 じゃあなんでそんな 
 笑顔なんですか 
 天羽 あなたの下の名前 
 シラフでそれ 
 ならないでしょ 
 
 表田 裏道 
 俺いつもこうだけど 
 
 天羽 あなたの下の名前 
 うわ最悪 
 天羽 あなたの下の名前 
 めっちゃ 
 酔ってるじゃないですか 
 天羽 あなたの下の名前 
 嘘つくの 
 やめてもらえます?? 





 そうこうしているうちに裏道さんは廊下に出てきて、なぜか私に寄りかかってきた。





 マジなんで?????



 情緒だけじゃなくて言動も終わってる。なんで酔ったんだこの人。






 
 天羽 あなたの下の名前 
 ちょ、がち、重 
 天羽 あなたの下の名前 
 重 
 天羽 あなたの下の名前 
 重っ … ! 





 は、潰れるんだけど。





 この筋肉お化け … !!!!






 






 ちょっっとわけがわからないことに裏道さんが寝落ちしたので、私は なけなしの力を振り絞って裏道さんをリビングまで運んだ。




 ソファに載せようと5分くらい格闘して成功したけれど、これは筋肉痛 必至だ。あと絶対腰痛めたこれ。






 
 天羽 あなたの下の名前 
 お酒に強い裏道さんが 
 ここまで酔う要素 … 
 天羽 あなたの下の名前 
 どこだ 






 普通に考えて、裏道さんが酔い潰れるなんてありえない。




 だって超絶強いよ?? お酒。





 毎日ビール数本は当たり前、他人の呑む量の管理もできる。





 なのに酔うって。







 
 天羽 あなたの下の名前 
 …… あ 
 天羽 あなたの下の名前 
 もしかして 





 そっと、私はキッチンの方を見た。




 の封はあいていた。






 
 天羽 あなたの下の名前 
 私のせいじゃん 





 やらかしたわこれ。






 






 

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