ズルッ…
なんでッ…俺は…いつもッ…こうなんだッ…
俺ッ…のあさんにッ…なんて酷いことをッ…
俺は, ただ泣くことしか出来なかった…
ーのあsideー
私は, 無我夢中に走った…
帰り道をひたすら走った。
信じていいかもなんて, 考えた私が馬鹿だった…!
信じなければ, 良かったッ…
振り払われた時の絶望感が, 大きすぎるからッ…
私の馬鹿ッ…!
もう, 関わりたくないッ…
見たくもないッ…
また, 裏切られたくないッ…
私は, 家に入る前に, 涙をちゃんと拭った。
ガチャ…
お母さんが, 何か言っていたけど, 私は無視をして, 2階にある自分の部屋へと一直線に向かった。
元はと言えば, お母さんが悪いんだッ…!
お母さんが, じゃぱぱさんとご飯を食べようなんて言い出したからッ…!
なんで, いつもッ…人のせいにしちゃうんだろッ…
どれもこれもッ…全部全部, 私が悪いのにッ…
私は, 泣くことしか出来なくて, ベッドに仰向けになって, 寝転んだ。
\コンコン/
ドアの向こうから、そう問いかけられる…
ガチャ
そういい, 部屋に入ってくる…
ギュ
ッ…
そんなの, 知ってるよ…
じゃぱぱさんが, 優しい人なことくらい, 出会った時から, 知ってるよ…
だって, 目が優しいんだ。
遠くから, 見守ってくれてるような, 優しい目。
え?変なところで切るなって?
うるさいですよ。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。