第51話

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2026/04/27 12:00 更新





夕方の柔らかい光が差し込む中、あなたはテーブルの上でお菓子を並べていた。




あなた
はい、みんな食べてね!
三雲
ありがとうございます!本当にお菓子作りお上手ですね…
空闲
あなたさんのお菓子が1番美味いな!
ヒュース
……味は悪くない。
あなた
ふふっ、ありがと!





そこへ……遠慮がちに顔を出したのは雨取だった。




雨取
あなた さん……ちょっと、お話いいですか?
あなた
いいよ、千佳ちゃん!…どうしたの?
お、恋の相談っぽいなぁ〜……





首を傾げたあなたの隣で、迅がマグカップを手にのんびりとニヤニヤ。


雨取は慌てて両手を振った。




雨取
そ、そういうのじゃなくて!……ううん、やっぱりそういうのかも……
あなた
え!?ち、千佳ちゃん、恋してるの!?





あなたは目をぱちくりさせて、興味津々。


雨取は俯いたまま、もじもじと頷く。




雨取
その……相手に、どうやって気持ちを伝えたらいいか分からなくて





あなたは、「分かるよ……!」と真剣にうなずいた。




あなた
好きな人の前だと、なんか心がぐるぐるしちゃって、何話したらいいか分かんなくなるよね!
……あれ、あなた、なんか経験ありそうな言い方だな〜
あなた
え!?な、なんでもないよ!?





迅は吹き出しながら……




まあ、千佳ちゃんは素直に笑ってれば十分だよ。
優しい子が笑ってくれるのが一番伝わるんだって〜!





……と軽くアドバイス。




雨取
……迅さん、そういうの慣れてますね





雨取がぽそっと呟くと、迅は肩をすくめる。




まぁ、予知も恋も……流れを読むのがコツでね。
あなた
迅!?千佳ちゃんに変なこと教えないの!





雨取はそんな二人のやり取りを見て、ふっと微笑む。




雨取
……迅さんとあなたさんみたいに、自然に話せるようになれたらいいな……





その一言に、迅は目を細め、あなたは一瞬固まる。




あなた
え、えへへ……わ、私たち、そんなふうに見える?
雨取
はい!……見てると、あったかい感じがするから……





静かな空気が流れる。


照れたあなたが雨取の頭をぽんぽんと撫でて、優しく笑った。




あなた
千佳ちゃん、きっと大丈夫だよ!
あなた
好きな人も、千佳ちゃんの気持ち、気づいてくれるよ!





迅はその横顔を見ながら、思わず心の中で───




(お前が言うと、説得力あるなぁ……)





……と苦笑しつつも、どこか嬉しそうに目を細めていた。




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