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第2話

もっとよくなるから (💛🩷)
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2025/10/11 16:19 更新
あらすじ)
佐久間足の病気で活動休止中。
メンバーにチケットを貰い車椅子でsnowmanのライブに参戦することに。
マネージャー
佐久間の席ここね。特等席だから
マネージャーに案内されて、佐久間は車椅子を押されながら客席の端へと向かっていった。
照明が落ちていく。会場のざわめき、緊張感。
sk
...やっば
sk
もう満員じゃん..
マネージャー
そりゃそうだよ。snowmanだからね
マネージャー
...自分がいないステージ怖かったりする?
sk
...うーん。怖くないって言ったら嘘になるかなぁ
sk
でもそれ以上にアイツらのこと大好きだからさ。招待して貰えてすっげえ嬉しい
マネージャー
そっか。
誰よりもこのステージを愛してきた自分が、今日は観客だ。
それでも、胸の奥で誇らしさが光る。
そして時は来た。
会場が大歓声に包まれる。
iw
Snow Man、騒いでこうぜ!!!!
ライブが終わり、会場が拍手で包まれる。
照明が落ちても、まだその余韻が心の奥で光っていた。
sk
……っはぁ、終わっちゃったぁ……
客席の照明が少しずつ戻っていく中で、佐久間はまだステージを見つめていた。
手に握っていたペンライトが、ゆっくりと膝の上に落ちる。
ステージには誰もいないのに、まだそこにメンバーの姿が見える気がした。
光、音、歓声――全部が心に焼きついて離れない。
マネージャー
佐久間、おつかれさま。すごいステージだったな
sk
うん...やばい。語彙力つきそうなくらいやばいわ
マネージャー
だいぶメンバーのみんな演出とか隠してたからねぇ。
sk
そう!なんかざっくりしか教えて貰えなかったんだよね、、
sk
うわぁこれはやばいわ
マネージャー
ふふっこのあとどうする?病院に戻るならタクシー手配するよ?
その言葉に、佐久間は一瞬だけ笑顔を止めた。
目線を下げ、少し唇を噛む。
sk
ねぇ、マネージャー
マネージャー
ん?
sk
...メンバーに会えたりする?
マネージャー
!もちろん!
みんなは今...えーと楽屋で待機してるな。どうする?
sk
....行きたい
マネージャー
ふふっわかりました。場所はb2のリハ室の奥だね。
マネージャー
俺これからステージの方行かなきゃならないんけど、ちょい待っててくれる?
sk
いや俺一人でいってくるよ。エレベーターあるでしょ?
マネージャー
いやそれは俺がメンバーに怒られるって
sk
それは可哀想だわ笑
マネージャー
おい!笑笑笑ほんとに行ける?
sk
大丈夫。病院でリハビリもしてるし、困ったら電話するから。
マネージャー
もー...わかった。終わったら俺もすぐ向かうから
sk
にゃす。じゃあまた後でねぇ
廊下を進みながら、佐久間は車椅子のハンドリムを回した。キュッ……キュッ……という音が静かな通路に響く。
sk
何からいおっかなぁ、、
めめのソロの部分めっちゃ良かったし、康二のあの中盤のダンス、絶対アドリブなんだよなぁ。あれも良かったなぁ。ていうか翔太今日喉の調子よすぎない?めっちゃ遠くまで聞こえてたよな。
そして冷静に考える
sk
言いたいこと、多すぎるな
ピンポーン。エレベーターが止まった
ドアが開く。
中に入り、B2を押す。
閉まりかけの扉の中で、佐久間は深呼吸をした。
チンと着いて外にでると既に遠くからメンバーたちの声が少しだけ聞こえた。
sk
...いるな
ゆっくりとタイヤを動かし進んでいく。
言いたいこと、伝えたいこと沢山抱えて。
心の奥では、さっきまでのステージの光景がまた蘇ってくる。
照の声。ファンの歓声。自分の居場所だったあの舞台。
今はその外にいる自分。
嬉しくて、少し怖くて、
sk
(よし、今だ)
少し立ってノックしようとしたその時
fk
今日めっちゃ楽しかったくない!?
ab
いやそれな!?今日みんな調子良かったでしょ!笑
康二アドリブかましてたし笑笑笑
kj
それいうならめめや照兄も気づかれないギャグめちゃしてたやん!
iw
別にボケてねえし
ru
呼吸ニキさん素直になってよー笑
ドアを通り越して聞こえる楽しそうな声。
あ、、そうだ。
今日、俺は、ここにいないんだった。
目元が滲みはじめる
sk
(...いいなぁ)
sk
グスッ(俺も...あそこに入りたいのに..)
胸の奥に、小さく黒い波が広がっていく。
その波は、今日のステージを思い出すほどに静かに押し寄せた。
ほんの少しだけ、息が詰まる。
sk
...やっぱ今いったら邪魔か
また弱さを人のせいにしたなと、思いながら自分に言い訳するように呟く。
sk
打ち上げのテンションだし……みんな疲れてるだろうし……
車椅子の向きを変えて来た道を戻りだした、その時だった。
iw
佐久間?
sk
!!ひ、かる...?
続く

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