そう私が言うと、小声でぼそっと呟いた
そう言ってアイツに向かって走り出した
私は何故か焦燥感を感じながら
その背中を眺めることしかできなかった
俺がアイツの元へと走り出すと狂ったように大声を上げた
そう言いながらアイツの顔面に向かって拳を放つ
普通の人間にはこれは防げないだろう
まあ予想通りだが…
俺は拳を受け止められた
アイツは俺の腕を掴んで壁に向かってハンマー投げの要領で投げ飛ばす
アイツはキレて追撃をしようとしてくる
俺は笑った
俺は飛ばされる方向に光でできた鏡のようなものを出し
そのまま空中で体を捻らせ作った鏡に向かって両足を出す
その足が触れた瞬間
俺はその鏡を
蹴る ドンッ!
この世界には慣性というものがある
慣性とはある程度力を加えて離しても進み続け
運動を続けるもの
地上であれば摩擦によってすぐに止まるが
空中だと空気抵抗しかないためほとんどの場合止まれない
壁を使って止まろうとしても体にすごく負荷がかかるし
尚の事壁を蹴って攻撃しようなんてもっての外だ
何故って今飛ばされている力以上の力を使って
壁を蹴らなくてはならない
しかし…
ボゴォ!!!
…なるほどな
だからか…
俺に因縁がある相手なんて忘れるはずないもんなぁ
正直言って前世よりも当たり前だが力が出ない
100分の1ぐらいか?
…とりあえず六花…いや八幡さんを
…!
そうして俺は八幡さんの方を向いて言葉を言う…
プツン
そう言いながら拳を構える
彼女はフッ…と笑いこう言った












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。