そうやってゆっくり話し始めたオッパ
そういって思いを全て吐き出して
少し落ち着いたらしいオッパの頭を優しく撫でた
そういって顔を上げるオッパの両頬に手を置いて
目を合わせるように私の正面へと向かせた
そしたらオッパは目を真ん丸にして
じっと私を見つめて
なんて呟いたけど、
私はオッパ自身で気付いて欲しくて
なんて言ってごまかした
そしたらオッパは
って言いながら
満面の笑みで笑うもんだから
落ち着いたんだなって事が分かった
それから私たちはオッパが作ってくれた夕食を食べて
お風呂に入って、今日は寝るまでに少し時間があるから
なんて声かけてみたら
なんて返事が帰ってきたものだから
私がオッパの脚と脚の間に挟まる感じに座って
一緒にスマホゲームをした
🎮️
そうやって話しながら私はふと
気になったことがあることを思い出して
オッパに質問をした
これは大分前から思っていたこと
私は大学生でオッパは社会人
しかもアイドルなんてやってるから
普通じゃ会えないはずなのに
私たちは今こーやって付き合っている
こんな質問にちゃんと答えてくれようと
ちょっと考え始めたオッパ
NEXT>>>
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。