相手は早速炎を私に向かって放ってくる。
途轍もなく熱い。
しかしなんてことはない。素早く身を翻し一回転をして着地。
見た目ではあまり分かりにくいがどうやら激おこになっているそう。さっきよりも殺気が強くなった。
睨みつけられるところはピリピリとするような。
けれどもこちらもプロ。殺気なんて慣れている。
とりあえず相手の周りを走りながら回る。所々ナイフを投げながら。攻撃を交わしながら。
しかし投げたナイフは相手の炎によって撃墜されてしまう。そんなことは百も承知。
メラメラと燃える飛び散った火の欠片。
どうやらこの火をより広げて炎の海に変える目的があるよう。ちゃんと火は始末する。
どこかで聞き覚えのあるセリフを吐けば挑発の如く相手をいらいらさせることができる。もうこれ挑発、、、
まぁ、ポケモン初代でも炎タイプは特攻型だしぃ!そりゃぁ近づかないよね。
しかし挑発に弱いのかなんなのか、簡単に近づいてくる。お前はブースターか
無闇に近づいて来た訳でもないだろう。時々炎を出して目眩しにしている。いや見飽きすぎてる。
もちろんそれを利用させてもらう手もある。
だから利用して出した瞬間を狙いナイフよりある程度長い小刀を相手に向ける。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。