第2話

東京卍會
20
2026/02/25 08:30 更新
朝ご飯を食べて制服に着替え、いよいよ学校へ向かう。
いつもは黒塗りのベンツに乗って登校するのだが、今日は門の前に車は止まっていない。

あなた
(歩いていくという事かしら)



ボディーガードはまだ来ていない。
いや、来ない方がいっそいいのでは?
このまま来ないのなら、私は歩いて学校に行ける。
登下校の道を、窓越しにではなくて実際に歩いてみるというのは、意外と新鮮でいいかもしれない。



あなた
(それにしても、)
あなた
(本当に来ないわね。早くしないと遅刻しちゃうじゃない)




すこしむっとしながら2分程待つと、遠くからブーーーンとバイクの音が聞こえてきた。



あなた
(、もしか、して、)
あなた
(ボディーガードじゃないわよね、?)


そう思うもむなしく、バイクは音を響かせながら確実にこちらに向かって来ていた。

ようやくバイクの姿が見えてきた。
思わず、眉根を寄せてしまう。

一台じゃ、ない?
あなた
噓でしょ、


六台のバイクが、あなたの下の名前の前に止まった。
その中で先頭で走っていた金髪の男性が、にこりと笑って言った。


マイキー
マイキー
おまたせっ
あなた
え、
ドラケン
ドラケン
マイキーのケツ乗るか?
三ツ谷
三ツ谷
最初からマイキーはキツいんじゃねぇの?
パーちん
パーちん
なんか、、思ったよりも小っせえな
あなた
なっ、失礼ねっ
馬地
馬地
でも、思ってたより気ぃ強そうだ。
あなた
ほ、ほめてるの?
三ツ谷
三ツ谷
あー、ほめてるほめてる。
あなた
、、っ、べっ、別に嬉しくなんかないんだからねっ!
マイキー
マイキー
ドラケン
ドラケン
お前、、
タケミチ
タケミチ
す、すごい典型的な、ツンデレ、、
あなた
なっ、ツンデレとかじゃないし!
三ツ谷
三ツ谷
いやぁ、誇れるくらいのツンデレだぞ。
あなた
だから、ツンデレなんかじゃないって言ってるでしょ!
話を聞いてるの!?
パーちん
パーちん
俺バカだからよく分かんねぇけどよぉ、要はツンデレってことだろ?
あなた
ほんと!バカだから分かってないのね!
あなた
私はツンデレなんかじゃないって何回言ったら分かるの!?


ツンデレ。
ツンツンデレデレっていうのは、今までにも何度か言われたことがある。

でも、そのたびに否定してきた。




この!

私が!


ツンツンしてるわけないでしょう!?

デレデレしてるわけないでしょう!?

あなたの名字(金持ち風でよろ)家にふさわしい口調で、態度で、今まで接してきたわ。
その私が!
ツンデレですって!?

あなた
ありえないわ!
あなた
今度私のことをツンデレなんて言ったら、覚えてらっしゃい!
マイキー
マイキー
へー、どーゆう風に覚えてりゃあいいの?
あなた
頭に入れておいてってことよ!
ドラケン
ドラケン
まあまあ、分かった分かった。
ドラケン
ドラケン
ごめんな、バカにするつもりじゃなかったんだ。
あなた
っ、まっ、まあ、分かればいいのよっ
タケミチ
タケミチ
す、、すげぇ、、
あなた
なにが?
タケミチ
タケミチ
いっ、いえ、何も、、
タケミチ
タケミチ
(漫画に出てくるツンデレみたいだ、、とか言ったら殺される、、)
あなた
ふーん、まあいいわ。
あなた
それで?
私は何の車に乗るの?
あなた
まだ車は来ていないようだけど、、
馬地
馬地
車ぁ?
三ツ谷
三ツ谷
このバイクに乗って、行くんだよ。
あなた
えっ、うそでしょ、?
あなた
そ、そんな!
私、バイクになんて乗れないわよ!
ドラケン
ドラケン
大丈夫だ。
パーちん
パーちん
俺らが乗せてってやんよ
あなた
何を言って、!










あなた
そもそもあなたたち、、
バイクの免許は持っているの?
三ツ谷
三ツ谷
、、なんのことだ?
馬地
馬地
んー?
よく聞こえなかったなぁ
マイキー
マイキー
めん、、きょ?
あなた
まさか!
まさか、持っていないわけ!?
あなた
信じられない!
タケミチ
タケミチ
あ、、はは、、
マイキー
マイキー
つべこべ言わずにっと、、
あなた
きゃあっ、
マイキー
マイキー
さっさと行こうぜ、お嬢様!





金髪の男性により無理やりバイクに乗せられ、ヘルメットを被らされ、
あなた
きゃーーーーーーっっっ!!





私の悲鳴を残してバイクは発進した。






メイド
今、お嬢様の悲鳴が聞こえたけど、、。
メイド
大丈夫、よね、、?

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