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第6話

【キボウから逃れし者】|Prolog
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2026/08/01 09:00 更新
家の物置から、すっかりしまい込んでいたスーツケースを引き出した。

……明日から、期望症予防の隔離施設【A.N.S.W.E.R.】に入所するためだ。どうやら自分の他にも十数人が来るらしい。一人じゃないだけ安心だ。

……そんな事を考えながら、スーツケースの埃を払ってジッパーを開く。使うのは大体1ヶ月ぶりくらいだ。
五ッ月 有雲
五ッ月 有雲
ふ〜ん……何持っていこうかな。
五ッ月 有雲
五ッ月 有雲
とりあえず着替えとゲーム機、
スマホは必須として……。
五ッ月 有雲
五ッ月 有雲
後は、あれかな……?
五ッ月 有雲
五ッ月 有雲
……あれだよ!!
肝心の何かの名前が出てこない。

自分にとって命と同じくらい大切だった、というのは分かっているのに。
五ッ月 有雲
五ッ月 有雲
あれ〜……?おかしいなぁ……。
少し頭にモヤッとした気持ちを残しながらも、とりあえず荷物を詰め込んだ。

……この時、自分は知らなかった。期望症からは逃げられない事を。










スーツケースのジッパーを閉め、身なりを整える。

忘れ物はないだろうか。
五ッ月 有雲
五ッ月 有雲
よし、行くぞ〜!
言うてまあ、合宿みたいな?そんな感じだろうしねえ。
……そう意気込んだのも束の間、

急に足元がすくわれるような酷い目眩を食らった。

こんな事、今̴ま̴で̴無̴か̵っ̵た̸の̵に҉。̶






__次に目を覚ますと、

   着の身着のまま何処かの地下室で寝かされていた。
   才能を忘れた世界で生きる君たちは何を問う?

       【𝗤 𝗗𝗮𝗻𝗴𝗮𝗻𝗿𝗼𝗻𝗽𝗮】 Start
 __私は彷徨っていた。

    どこか分からない道を。

  霧がかかったように、周囲の風景は何も見えない。

      これは夢?

         __夢じゃない?

   じゃあ、今は寝ているの?起きているの?

     本当に私は歩いているの?

        私の才能は何だっけ?

           名前は?







 ⇛Chapter.0|Q.あなたの存在意義は?

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