そしてなぜわたしは今さとみとお昼ご飯を共にしているのだろうか、
言い過ぎた、かな
いやでもこれくらい言わないとさとみは諦めないし……
少し躊躇いながらもさとみの方を見る
さとみは違う方を向いておにぎりを食べていた
読めない……
本島、何考えてるんだろう
ガチャっと音がして屋上の扉が開く
なぜか徠斗の隣にはななもりがいた
とりあえず昼飯一緒に食べてもらおかな…
さとみと2人はさすがにきまずいし
あっちは何も思ってなさそうなんだけどな、
なんてひとりでぐるぐる悩みながら頭に怒りマークを浮かべていると、ななもりが声をかけてくれた
なぜかにやにやしているさとみ
こいつは一体何がしたいんだろう…
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。