――青い監獄 特別会議室――
おっさん①「世界トッププレイヤーに1人1億!?+1ゴール100万のボーナス!?」
おっさん②「こんなフザけた計画にいくら使えば気が済むんだアンタ!!?」
おっさん③「そうだ!!なんの意味がある!!?説明しろ!」
「可愛い子には旅をさせよ」多感なお年頃に世界を体感させるのが狙いですよ
諦めるコトを覚えたアンタらみたいな大人に夢見る力なんか期待してねーから黙ってろ
おっさん④「なっ!?失礼な!!」
不乱蔦「はいはい。もういいよ絵心くん」
不乱蔦「青い監獄プロジェクトはこれをもって打ち切りだ」
そんな急に!!?
不乱蔦「参加してる高校生の保護者からのクレーム、いまだに視えない不透明な計画の全容。何よりなんの成果も挙げられていない現状」
不乱蔦「これ以上の継続は我々の組織にとっての汚点だ。こんな遊びはもう終わりにして...」
だったら成果を見せますよ
不乱蔦「?」
ビッグマッチだ会長
"青い監獄"が日本を変える瞬間が来た
――三次選考 5人部屋――
マジで手も足も出なかったな...
あぁ
"青い監獄"へ来て強くなったと思ってたが身の程を知って目が覚めた気分だ
絵心は俺たちにそれを感じさせたかったのかな?
それに...査定って何を評価されるんだろ?
...でもなんでかな
こんな清々しい負けは初めてだ俺...
テレビの向こう側の人間だと思ってた奴らと戦えて、今は「世界一」が現実に感じられるからかな
なんか理解るぞそれ
世界一のストライカーってのがファンタジーじゃなくなった感じだ
うんうん!
遠いけど確かにある!みたいな!
うん
(きっとこの実感がこの試合の意味だ)
(でもアイツは違う)
(糸師凛だけはあの試合、世界選抜に最後まで勝つ気で戦ってた)
(そりゃあ俺も最初は勝つつもりだったけど圧倒されて...途中から胸を借りる戦い方しかできなかった)
(憧れの存在と戦えることそのものが嬉しかったから...今の俺にとってはそれが精一杯の現実だ)
(だからあんな風に悔しがれるお前は凄いよ凛...)
(世界は俺にとってまだ"憧れ"で、お前にとっては倒すべき"対等"な存在なんだ...)
(きっとこんな人間が世界一へ駆け上がっていくんだ)
(だったらいつかお前に勝つ時それは俺が世界に通用するときだ)
(俺は凛の一番近くでお前を超えて世界一になる!)
――語学学習――
サンデイ...
モンデイ...
チュエズデイ...
ウェド...ウェ、ウェ...
ウェドネスデイ?
Wednesdayだタコ
てか日曜以外合ってねぇし
どうやって高校入ったんだよ
ねぇねぇ凛くん!
自己紹介は「マイネームイズ」じゃなくて「アイム」でいいって本当?
おい凛
舌を甘噛みしてテュス
「TH」の発音はこれでいいのか?
(世界選抜戦のあと俺たちはサッカーに必要な語学学習を課されている...)
ねぇ教えてよ凛くん..!!キミしかいないんだぁ!!
テュス!トゥス!ドゥス!合ってんのかコレ?
...俺はお前らの...家庭教師じゃねぇ...
アイキャンフライデー!
...💢
やってられっかこんなもん!!💢
何日こんな生活させんだ!!?💢
あ"ぁ!?
あぁ!?ダメぇ!!
アイムソーリーヒゲソーリー♪
舌噛んだ!
(...まーたやってる...)
『ピンポンパンポーン。只今をもちまして"二次選考"を終了』
『"三次選考"の先へ進出するメンバーが出揃いました』
終わった...?
やっと次か
ちょーど勉強は飽きてたところよ♪
『速やかにビブス・ユニフォームを着用し、中央ジョイントルームに集合してください』
(来た!次が始まる!!)
『なお突破者は全7チーム、35名となりクリア順に入場していただくことになります』
7チームか...結構脱落したね
...あぁ...
(勝ち上がって来てるかなアイツら...)
『それではまず1stクリアチーム、入場してください』
1st CLEAR TEAM 凛・蟻生・時光・蜂楽・潔 ――三次選考 ジョイントルーム――
なんかちょっとドキドキするね...どんなメンバーが上がって来るんだろ..
とりあえず弱者は来ないコトだけは確かだな
(そうだよな...戦い抜いたヤツしかここには来れない...)
『それでは続いて2ndクリアチームも入場してください』
(どんな形でもここに辿り着けなきゃ世界一になる資格なんてない...受け入れろ...どんな結末でも...)
(ここは"青い監獄"だ)
!
2nd CLEAR TEAM 凪・馬狼・千切・斬鉄・清羅
ちーっす
来たぜヘタクソ
100万年振り
おいーっす!あ!斬鉄もいる!
やはり来たか
お前ら...!
(よかった!!)
あれ?なにその「セーフ」みたいな顔
もしかして来ないかもとか思ってた?
え!?いやそんな...
てめぇ上から目線かよ!天狗だな
すっかり脇役扱いだな俺ら
違ぇよ!なんつーかその...嬉しいんだよ
お前らとまた逢えて単純に...
逢えるに決まってんじゃん
お前に負けたまま俺サッカー終われないし
つーか俺が殺すし!TOP3にも勝ってねーし!!
とりま因縁の再開ってことで
あぁ!また戦り合おーぜ!
『それでは次のクリアチーム入場してください』
3rd CLEAR TEAM 烏・乙夜・雪宮・柚・日不見
知らない人達だらけだ
まぁ戦ってるのは俺たちだけじゃないからな
よろしく!
ちゅーっす
よろしくお願いします
はっ!挨拶なんかいらねぇよ。凡が
『続いて4thクリアチーム入場』
4th CLEAR TEAM 七星・猿堂寺・灰地・柊・劈
なんか強そう...!
突破は全部で7チームだからあと3チームか
『それでは5thクリアチーム入場してください』
5th CLEAR TEAM 二子・氷織・石狩・皿斑・西岡
二子!
上がって来ると思ったぜ
このステージでまた戦り合えるな
言いましたよね?
キミを潰すのは僕です
あれ?1人足りなくない?
『5thクリアチーム西岡初は三次選考"世界選抜戦"で打撲負傷のため治療中です』
青森のメッシ西岡...!
てかやっぱ皆世界選抜と戦ってここに来たんだな
(あと2チーム...アイツらは来るよな?)
『続いて6thクリアチーム入場』
だから押すなって!
俺が真ん中で格好よく登場したい
いやどけ!俺だ!と俺が言っている!!
てめコラ!!!
うわ!
あー痛ででで!!
?
?
わ
おわっ
うぇ
雷市!我牙丸!
6th CLEAR TEAM 雷市・我牙丸・鰐間兄・田中・志熊
だぁ!!だから言っただろ!!バカ!!
カッチョ悪い登場
クワッ!!
うぃっす!お久の人がいっぱいいるぞ
我牙丸...てめぇ...
どけと言っている...!
鰐間の兄が喋ってる...!?
また戦り合えるな、と俺が言っている!
はぁー...
あと1チームだな...
うん
まだ来てないね國神・玲王
(いや来る!!アイツらなら絶対!!)
(ここで終わる人間じゃない!!)
『それではラスト7thクリアチーム入場してください』
南無三!
イガグリ!?
...
玲王...
(まだあと1人!)
(最後の1人は...)
おしまい
....
....國...神...國神は...?
(嘘...だろ...?そんなハズない...)
『ピンポンパンポーン。三次選考進出者は以上です』
おい玲王...なんで一緒じゃないんだ...?なぁ...
...負けたんだ
...それで俺が選ばれた
は...?
國神は世界一のストライカーになる人間じゃなかった
それだけのことだ
嘘だ...國神はこんなところで終わるハズないだろ...!
終わったよ
俺が綺麗に地獄へ送ってあげました
!?
まぁ確かにいい体格してたし心も真っ直ぐで清く正しく美しかった
ただ
戦場上じゃいい奴かどうかなんかどーだっていいんだよ
一瞬の爆発のために生きれない人間はゴミだ
俺の物語にはなんの価値もない
あの無垢で真面目な糞ヒーローは俺の人生にとっちゃレベル上げにもならないスライムだったよ
...っふざけんな!!お前が國神の何を!!
だからどーでもいいんだって
お前の物語とかさ!!
!?
ドサッ
千切!?
なんだコイツ...ムカつく...
マジそれな
やるなら全然やるけど?
俺にとっちゃお前がスライムだぞ日サロ触覚
日サロじゃねぇ太陽光だ
ヴン
『はいはいそこまでにしろ才能の原石共』
『これ以上の暴力は強制退場にするぞ。それに落ちた人間の心配をする暇は今のお前らにはない』
『なんせお前らのサッカー人生ももうすぐ"青い監獄"と共になんの価値もないゴミと消えるかもしれないからな』
『あーその前にとりまお疲れー』
『世界選抜との戦いはかけがえのない敗北だったろ?その意味はまた今度言うとして...』
『このあと三次選考は語学学習を経て...えーっと...まぁ色々ありまして...ラスト5人まで絞っていくつもりだったんだが...』
『予定が変わった。どうやら日本サッカー界のお偉いさん方はこの"青い監獄"を今すぐにでも潰したいらしい』
『だからあえて俺は挑戦状を叩きつけた』
『ということで次の選考は3週間後。"青い監獄"の存続を懸けた戦い...』
『U-20日本代表 vs "青い監獄"選抜の特別壮行試合だ』
『この試合に勝てば"青い監獄"はU-20日本代表を強奪できる』
――72時間前―― アニメ勢は現時点でネタバレ注意⚠️
「甘っちょろいヒーローもどきなんかよりその紫ちょんまげの方がマシだな」
「いこっかイガグリちゃーん」
「自分を壊せない人間に爆発は起こせないぜ」
クソっ...
(俺は負けた...俺には何が足りなかった...?)
(俺の何が間違ってた...?俺は...俺は...世界一のストライカーにはなれなかった...)
(俺の夢は...ここで終わったんだ...)
ザッ
←SELECT→
...!?
(なんだあれ...出口ともうひとつの❪入り口❫..."敗者復活"...?)
強奪...?
それって...俺たちが日本代表になるってコトか...?
『まぁ向こうは負けるワケないと思ってるからね』
『寄せ集めの35人の高校生相手だし、しかも全員FWのチームときたらアイツら鼻で笑って試合成立に快諾してくれたよ』
『向こうの狙いは"青い監獄"計画を消滅させることと国内代表試合の話題性での集客による金儲けだ』
『結果"青い監獄"は負けて笑い者にされて育成失敗例として日本サッカーの歴史に刻まれるだろう』
『とまぁここまで聞いて率直にどう感じる?舐められて悔しいか?一泡吹かせてやりたいと滾ったか?』
『俺は至って冷静に、現実的に断言してやる』
『今のお前らなら日本サッカーをひっくり返せる』
『とはいえ敵も100%勝ちにくる算段だ』
『お前らが戦う現U-20日本代表はメンバーに+1...糸師冴を初招集することが決定した』
.....!
『さぁ全てを懸ける時は来た。ここでの生活でエゴを学び武器も化学反応を身に付け世界トップを体感した今のお前ら35名にとって』
『U-20日本代表の座は夢物語なんかじゃなく手を伸ばせば掴める現実だ』
『行くぞ才能の原石共。時代を変えるのは"青い監獄"だ』
(U-20日本代表戦...!)
(ちょっと前まで無名で何者でもなかった俺が...勝てばU-20日本代表になれる!!)
(この手で自分の人生を完全に変えられる試合!!)
※ここから2023/6の時点でアニメ勢の方にはネタバレになるので見たくない方はブラウザバックを推奨します
おい!ちょっと待て!機会なのは理解ったけどよ
青い監獄選抜つったってメンバーはどうすんだよ!?
...まさかこん中からMFとかDFも選ぶとか?
『あぁもちろんだ。あとGKもな。ブルーロックマンは使えないし』
『俺たちはFW以外急造のチームで戦うしかない』
そんなの無茶だよぉ!?相手は本職のDFとかなんでしょ!?
その窮地、“俺“は嫌いな展開じゃないな
『うっせぇ慎め』
『俺もただのバカじゃない。今から名前を呼ぶ6名を中心に"青い監獄"はチームを形成する』
『コイツらは現時点での総合評価"TOP6"の人選』
『3週間という短い時間の中でチームを創るにはこれが最も合理的なギャンブルだ』
『呼ばれた者は前に出ろ』
『まずは総合No,1...糸師凛』
...
(凛...やっぱりアイツがNo,1!!)
『続いてNo,2...士道龍聖』
出た
ばびょん♪
(ば...ばびょん...?)
え!?そんな凄いのお前!?
ただのやべー奴かと...
1位は凛か
(選ばれたい...俺も!!)
『さぁ次だ』
『No,3 烏旅人』
理解っとるやんけボケ
『No,4 乙夜影汰』
ちゅーっす
『No,5 雪宮剣優』
はい、光栄です
(TOP6ってことは選ばれるのはあと1人...絵心が評価する現時点でのチームの中心候補に入ってたい...!最後の1人に..)
『ラストNO,6は凪誠士郎』
お
『以上』
あの絵心さん。今後のために単純な質問なんですけど俺が5位の理由は?1位との差はなんですか?
『簡単な話だ。ここに残った35名のうち世界選抜相手に1ゴール決めることが出来たのはまずはその2人...糸師凛と士道龍聖だった』
『あとは一次選考からの得点数と世界選抜の5人からの個人評価に基づくもの...』
『そして最後に俺の独断だ。納得したか?モデル優メガネ』
はい!ありがとうございます
あの人モデルもやってんだ...
なんかウゼェ
『さてここからが次の選考だ』
『まずこの6人を上から2人ずつA・B・Cとランク付けし3チームに分ける』
Aチーム 糸師凛・士道龍聖
Bチーム 烏旅人・乙夜影汰
Cチーム 雪宮剣優・凪誠士郎
『次に残った29名はどのチームに入りたいかを任意で選んで申告しろ』
『そして選んだチームにランダムで3人ずつ加入し5人1組のチームを形成する』
『そうやって完成したチーム同士で5 vs 5の1試合を行う』
(...なるほど。TOP6の優秀な攻撃の形にフィットする人材を探すやり方か...)
『まぁ形式上TOP6の人間は数試合戦うことになるがその他29名に与えられるチャンスは1試合だけだ』
『これが改定した三次選考最終課題...U-20日本代表戦を賭けた適正試験だ』
...1試合で存在を示せ...というコトか...
なんか...マジでプロっぽい..
上等だ奪ってやらぁ!!
(どのチームに入ってどうアピールするか...自分がやりやすいチーム選びがいいよな...)
『それとTOP6じゃない29名で3人ずつ組んだらこのままだと3×9組27人と1組だけ2人組になるから特例として1人だけ2試合分戦ってもらう』
『それは実質TOP6の次点評価であるNo,7...』
『蜂楽廻。お前がその役割を担え』
あいあいさー♪
(蜂楽がNo,7評価...!!クソっ...一緒に戦ってきたハズなのに...アイツらの方が俺よりも上なのか!!)
『まずは先にTOP6。お前らは別室へ進め』
『とはいえあくまでもこれは現時点での評価順位だ。TOP6といえども適正試験の結果でいかようにも順位がひっくり返ることを覚悟して戦いに望め』
『そして残された29名に告ぐ。適正試験クリアの鍵はTOP6に対する「主張」と「共存」だ』
『TOP6は既に強力な個性と得点能力を持つプレイヤーだ。その相手に対し己の価値を「主張」し、代えの利かない存在として「共存」しろ』
『そして最後に"凌駕"してみせろ!お前らにとってTOP6は挑戦すべき最高の相手だ!共に戦う仲間なんかじゃない!』
『出し抜かなきゃいけない踏み台なんだ。さぁ選べ。24時間以内にお前の未来と運命を握る最高の共闘相手を』
――三次選考 大食堂――
おいイガグリ。お前それ全種類じゃねーか!?
今夜に限り食べ放題なんだから食わなきゃ損だろ!!俺の煩悩舐めるな!!
煩悩1個もらうよ
あぁ!?自分で持ってこいよ!!
タルタルソースがかかった煩悩うまし!
にゃはは♪煩悩定食じゃー!
我牙丸お箸あげるからこれ使いなよ...
黙って食えてめぇら!!
....
...しっかしあの時の元チームZメンバー全員集合...ってワケにはいかなかったな
うん。成早がいないのは寂しい...
あと裏切り久遠と女好き今村とGK伊右衛門...
...それと國神...
...まぁ正直國神が落ちるとは思ってなかったなぁ俺
アイツ強いし
...でもこれが青い監獄なんだよな...
千切...
つーかそれよりもU-20代表に負けたらここ自体消滅する。他人の心配してる余裕ないっしょ俺らも
だな!投票期日は明日まで。どのチームに入るかもう決めたのかお前ら?
俺は「A」チームだな。ずっと組んでた士道がいるし
俺は「B」か「C」かな。なんとなく直感で
まぁモニタールームでここまでの試合の映像観れるらしいから、俺はそれ観て相性良さげな奴のところに入るつもりだが...蜂楽はどうなんだ?
俺はあみだくじで決める!どうせ俺だけ2試合って言われたし。もう1試合は強制参加っぽいしね
そうだったな。...つーか結局元チームZの出世頭はお前かよ!なんか気に食わねぇ!
アイ・アム・エゴイストなりぃ!
千切りんは?
まだ決めてない。潔は?
うーん...俺は...
「A」か「C」っしょ?凛ちゃんのとこか凪のとこ
え...あ、うん
よく理解ったなお前...
自分の武器と化学反応を起こすならコンビネーションが使える凪のいる「C」チーム
まだ超えられていない未知の可能性に賭けるなら凛ちゃんのいる「A」チーム...ってとこっしょ?
あぁ
(凛のいるチームで自分をアピールするのはきっと簡単じゃない...埋もれて何も出来ずに終わる可能性だってある...)
(積み上げてきた共闘関係をとるか...それとも宿敵の手の中に跳び込むか...俺が選ぶべきはどっちだ...?)
――共同洗面所――
あ?何迷ってんだ。ダッセェな
馬狼はもう決めたの?
凪誠士郎のいる「C」以外だ。知ってる奴とまたやっても成長になんねぇし、どこに入っても俺は俺を出して王様になる。それだけだ
すげぇな。お前らしくていいじゃん
つーか潔、なんでお前がTOP6じゃねーんだよ。ムカつくぜ
え
俺が潰してぇのはお前なんだよ。こんなとこで埋もれてんじゃねぇよヘタクソ
お、おう...ゴメン...
フン
潔くん、ここのニキビ洗顔借ります
え、あ、二子!
まだどのチームにするか決めてないみたいですね
うんまぁ
...絵心さんは競争意識を煽ってるけど結局はTOP6にフィットできるかどうかを僕らは試されてるんだと思いますよ
...だよな。二子は決めた?
僕は自分のプレーを貫ける相手を選びます。引き立て役にされるのはもうゴメンですから
主役は奪うものだってキミに学びましたから
...そっか。なるほど...
(自分が主役になれる相手...か)
...とりあえず潔くん、早く出ていってもらえますか?おでこ洗うとこ見られたくないんで、僕
え!?あ、ゴメン...
(どういう差恥心...?)
――TOP6 VIPルーム――
『ここまでの戦いでお前らは間違いかなくその存在を示した』
『"青い監獄"の精鋭だ』
『A・B・Cそれぞれのコンビは俺が考えうる現時点での実験的超攻撃型2トップだ』
『1人では生み出せない新しい攻撃をみせろ。相手はお前が世界一になるための道具だと思え』
『そして間違ってもTOP6以外の人間にそのポジションを奪われるな。お前らは青い監獄の頂にいるんだ』
『お前らが創るサッカーが日本サッカーを破壊する刃になると自覚しろ』
『俺はお前らの"挑戦"が見たい』
――モニタリングルーム――
(うーん...わからん...!!どっちのチームに入るのが正解なんだ?)
(そもそもこの「適正試験」って何を試されてるんだろ?TOP6との化学反応...?)
(その中で埋もれないこと...?それを自分で選んで1試合で結果出せとか難しすぎるだろ今回の選考!)
簡単には決まんねぇよな
俺も同じだわ
玲王...
ん?お前は凪のチーム一択じゃないの?
...俺と凪をバラバラにしたお前には言われたくねーわ
あっ...ゴメン...
そうするつもりだったけど迷っちまってんだよ
...なんで?
...二次選考の時凪がお前を選んでさ、絶対見返してやろうと思ってここまで来たんだよ俺
でもTOP6まで成り上がった凪を見て冷静に今の自分のレベルと比べたらさ、凪がどんどん手の届かない存在になってる気がして
横にならんで戦える自信が無いんだ
ただ、このタイミングを逃したらもう次は無いような気はしてる
でもダメな俺を見せたらまた凪はもっと遠くへ行ってしまいそうな気がして....もうどうしたらいいかわかんなくなってる...
...俺もだ玲王
?
俺にとっては凛がそうだから...
でもそうだよな
ここで一緒に戦わなきゃもう二度と手の届かない存在になるかもしれない...その後悔だけはしたくないから
うっし
(俺が今隣に立っていたいのはお前なんだ凛!!)
玲王ありがとな。お前のおかげで決心がついたよ
俺は俺が選んだ道を間違いじゃないって証明してみせる!
...!
――投票締め切り日――
甚兄、投票用紙の集計終わったよ
そうか
放送してくるね
よろしくー
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。