第45話

#44
319
2026/03/08 03:10 更新
気が付いたら私は、闇の中に1人でポツンと立っていた
あなた
ここは…どこ?
本当に真っ暗闇で、何も見えない





一つの光さえ








ずっとここにいたら、現実なのか、夢なのか、区別かつかなくなりそうで、私はひたすら歩いた
そしたら、
omr
"大丈夫、俺はここにいるよ"
真っ暗闇の中、そんな元貴の声が聞こえた気がする
あなた
元貴ッ
元貴の声は聞こえたのに姿が見えない








違う、これは私が元貴を見ないようにしてるんだ







元貴は、もう遠い存在。


文化祭までの数ヶ月の関係。


早く元貴達から離れないと。


いつまでも迷惑をかける訳にもいかないから。







なんとかしてここから抜け出さないとな














しかし、神様は私の思いを聞いてくれないみたいだ
omr
"ゆっくり呼吸しよっか"
そう聞こえた途端、急に呼吸するのが苦しくなった
あなた
カハッ
あなた
なん、でッカヒュッゲホッ
あなた
ゲホッゲホッ
omr
"吸って"
あなた
スゥーッゲホッゲホッ
omr
"吐いて"
あなた
ハァー…ゴホッゴホッ
omr
"もう一回吸って"
あなた
スゥー
omr
"吐いて"
あなた
ハァーッ
苦しいのが嫌で元貴の言葉に合わせて呼吸を何回か繰り返した







呼吸が楽になったかと思えば、目の前が温かい光に包まれた

プリ小説オーディオドラマ