屋上のドアを開けると
綺麗な青空が広がっていた
まだ 少し肌寒く冬の香りがした
私たちは 屋上のフェンスに背中を預けて
弁当をひらく
そう言って二人で話してると
サラと葛葉がひそひそと喋っている
そして 話し合いの結果
サラと葛葉が 私たちのお母さんが作った
卵焼きをそれぞれ食べることになった
みんなで弁当をしまってゆったりと
時間が来るまで休む
すると 空を 鳥が飛んでいく
私は 起き上がって鳥に向かって
届くわけもない手を伸ばす
そうして 空をじっと見つめる
すると 急に ローレンが私の腕を掴む
そう言って私の腕を離すローレン
なぜ掴んだのか 私には分からなかった
残り
12 日














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!