第6話

5話
1,087
2020/12/18 11:00
それから付き合って1年が経った。

北
なぁ、あなた
貴方
貴方
ん?どうしたの?
北
俺たち一緒に住まへん?
貴方
貴方
それって、、、同棲ってこと?
北
そ、そういうことになるな
ふいっとそっぽを向いた彼の耳は真っ赤だった
貴方
貴方
うん!住もう。一緒に
貴方
貴方
嬉しい。信介くんと一緒の家に帰れるなんて。
北
俺も。嬉しいわ。
そしてその年の夏。私たちは同棲を始めた。
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北
ほら、あなた起き?遅刻するで
貴方
貴方
んー、あとちょっと
北
ほーん。それなら、何してもええってことやな?
と言って顔が近づいてくる。
貴方
貴方
今すぐ起きます!
北
ん。ええ子やな。
…ほんとに信介くんは飴と鞭の使い方が上手いと思う。






厳しさの中には優しさもあるところ

意外に甘えてくるところ

嫉妬深いところ。



そして、私だけに見せてくれる笑顔。



全てが大好きになった。






北
…?何ぼーっとしとるん?
貴方
貴方
ううん、何でもないよ。って、私今日一限からだった
早く出ないとだ!
北
忘れ物せんようにね。
貴方
貴方
うん!行ってきます
北
あ、忘れ物
貴方
貴方
え?
そう言うなりぐっと手を掴んで触れるだけのキスをされた。
北
今日は楽しみわ笑
貴方
貴方
はぁ、、もう。
こんなことにもだいぶ慣れたと思う。





未だにドキドキはするが、









異変が起きたのはそれから半年が過ぎた頃だった
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現在軸になりました!このお話は当初の予定より早めに完結すると思いますのでよろしくお願いします🤲
寒さのせいか3日ほど体調を崩しておりました😇

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