〜しの目線〜
本当に大丈夫...?ポンコt...いや、ここの生徒会は
みんな優秀って聞いてたし、きっと大丈夫!大丈夫、だ
よね?
しのが驚いて目を丸くする。
(急に俺だけさん付けされた...)
(さん付けで呼ばれてて怒られないかな...)
勝手にさん付けされて怒られたらたまったもんじゃないが、なんとなく不安になる
しゃるろは頬をふくらませて拗ねたような表情を作った。
さっきまで拗ねていたはずなのに、ツボに入ったのか今はもう大笑いしている。
(よく表情の変わる先輩だなぁ)
しゃるろが平常心を取り戻す為に一息着いてから、話し始めた
(やっぱりポンコツだ!絶対そうだ!)
ワタワタと、しゃるろは分かりやすく動揺していた。
さっきまでのほわほわとした雰囲気とはうってかわり、しゃるろは両手にしのとうるみやを抱えてジャンプした。
ここから落ちたら衝撃凄いだろうなと思っていると、飛ぶ時より短い距離落ちて、地面に着く前になにか柔らかいものに着地した。
そう、それは鷹の形をした水の塊だった。
恐らくしゃるろの魔法だろう。
髪の色がもう水と言っているようなものだからな
あるけーはそう言って高くジャンプし、鷹に飛び乗る
しゃるろの理解度は、初めて会ったとは思えないほどだ。
その魔法を操る技術は先程までのポンコツ具合を忘れさせ、更にやはり生徒会役員なのだと分からせてくるような程のものだった。
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!