私は男癖が酷い。
たくさんの男と関係を作っている。
理由なんて考えたこともなかった。
ただ、
愛されたかっただけかもしれない。
男を失い、また男を増やす。
こうやって私の心は
満たされ始めていた。
私には幼い頃から父がいない。
理由は、
母が父を捨てたから。
母は昔から父が私に優しく
することを拒んでいた。
なぜなのか、なぜ私は捨てられなかったのか
それはわからない。
ただ、母は私に愛情を注いではくれなかった。
今は、どこかのお偉いさんと再婚できたらしく、
どこかで義父と毎日いちゃこらさっさ
それを知っている私と義理の兄達は、
きまずい中リビングから各自部屋へ戻っている
ことも知らずに、呑気な親だ。
この時は気付いてなかった。
反対側の歩道からの視線に。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。